ギリシャ首相、早期の総選挙実施はまだ決断していない＝副大臣

　８月１９日、ギリシャの政権幹部は、チプラス首相は早期の総選挙実施をまだ決断していないと述べた。官邸に入る首相、１８日撮影（２０１５年　ロイター／Stoyan Nenov）

［アテネ　１９日　ロイター］ - ギリシャの政権幹部は１９日、チプラス首相は早期の総選挙実施をまだ決断していないと述べた。政権与党内では依然として、欧州連合（ＥＵ）と合意した新たな支援策の内容に対する反対論が根強い。閣僚らは、総選挙に道を開く信任投票の可能性を公然と口にしている。

そんな中で文化副大臣のNikos Xydakis氏は、首相が２０日に欧州中央銀行（ＥＣＢ）に３２億ユーロを返済した直後にも動きをみせるとの観測を否定した。

同氏は、総選挙のタイミングの目安として、新支援策の合意内容実施をめぐり債権団が最初にレビューを行う１０月を指摘。国営テレビで「最初のレビューの前と後と２つの見方があるが、これは首相が下す決断だ」と述べた。