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米国株式市場は続伸、住宅関連株やバイオ・メディア株に買い

2015年08月18日(火)06時45分

 8月17日の米国株式市場は続伸、朝方発表された8月の米住宅建設業者指数が力強い内容となったことを受け、住宅関連株に買いが入った。写真はNY証券取引所のトレーダー、13日撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 17日 ロイター] - 17日の米国株式市場は続伸。朝方発表された8月の米住宅建設業者指数が力強い内容となったことを受け、住宅関連株に買いが入った。最近売り込まれていたバイオおよびメディア関連株も高い。

ダウ工業株30種<.DJI>は67.78ドル(0.39%)高の1万7545.18ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は43.46ポイント(0.86%)高の5091.70。

S&P総合500種<.SPX>は10.90ポイント(0.52%)高の2102.44。

ニューヨーク連銀が発表した8月のニューヨーク州製造業業況指数が市場予想を下回ったことを受け、株式市場は軟調に始まった。だが全米住宅建設業者協会(NAHB)が発表した8月のNAHB/ウエルズ・ファーゴ住宅建設業者指数が約10年ぶりの高い水準となったため、相場は持ち直した。

ウェドブッシュ・セキュリティーズの株式トレーディング担当マネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は住宅建設業者指数について「かなり良好だった」と指摘、住宅関連株への強気な見方を支えたと説明した。住宅株指数<.HGX>は1.2%上昇して約8年半ぶりの高水準となった。

メディア・娯楽のウォルト・ディズニーは1.8%高。同社は映画「スター・ウォーズ」をテーマにしたエリアをパーク内に新たに開設する計画を週末に発表した。

メディア株ではタイム・ワーナーとチャーター・コミュニケーションズも大きく上昇。メディア株指数<.DZM>は1.3%上がった。

またバイオテクノロジー株も買われてS&P総合500種とナスダックの両指数を押し上げた。ナスダック・バイオテクノロジー株指数<.NBI>は2.1%上昇した。

電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズは4.9%高の254.99ドル。モルガン・スタンレーがテスラの目標株価を280ドルから465ドルに引き上げたことを受けて買われた。

電子商取引のズリリは49.1%の急騰。ジョン・マローン氏率いるリバティ・インタラクティブがズリリを24億ドルで買収すると発表した。リバティは1.5%値下がりした。

化粧品のエスティローダーは6.8%安。四半期決算の売上高が市場予想を下回ったことで売られた。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約54億株で、月初来平均の68億4000万株を下回った。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         17545.18(+67.78)

前営業日終値    17477.40(+69.15)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         5091.70(+43.46)

前営業日終値    5048.24(+14.68)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2102.44(+10.90)

前営業日終値    2091.54(+8.15)

*内容を追加しました。

ロイター
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