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中国7月輸出は8.3%減、予想以上の落ち込み
8月8日、中国税関総署が発表した7月の貿易統計によると、輸出が前年比8.3%減少し、4カ月ぶりの大幅な減少を記録した。江蘇省連雲港で7月撮影(2014年 ロイター/CHINA DAILY)
[北京/上海 8日 ロイター] - 中国税関総署が8日発表した7月の貿易統計によると、輸出が前年比8.3%減少し、4カ月ぶりの大幅な減少を記録した。中国政府が景気下支えのために一段の刺激策を講じる必要があることを示す数字となった。
輸出は、欧州連合(EU)向けが大きく減少し、アナリスト予想の1%減を上回る減少率となった。6月は2.8%増だった。
輸入は前年比8.1%減。予想は8%減だった。6月は6.1%減を記録していた。
EU向け輸出は12.3%、米国向けは1.3%、それぞれ減少した。日本向けも13%減となった。米国向け輸出が減少したのは3月以降初めて。
貿易黒字は9%減の430億3000万ドルと、予想の532億5000万ドルを大きく下回った。
HSBCの中国担当エコノミスト、Qu Hongbin氏は「外需の回復はほど遠く、経済成長は引き続き内需に依存する。これは、下半期も緩和策が講じられることを意味している」との見方を示した。