ニュース速報
ビジネス
ユーロ圏国債利回り低下、弱いPMIや原油安で緩和期待=金融市場
[ロンドン 24日 ロイター] - 24日のユーロ圏金融・債券市場は、国債利回りが総じて低下した。7月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)が悪化し、原油価格がおよそ4カ月ぶりの安値に沈んだことで、欧州中央銀行(ECB)に対し金融緩和継続への圧力が強まった。
7月のユーロ圏総合PMI(速報値)は53.7と、4年ぶりの高水準となった前月の54.2から低下したほか、市場予想の54.0も下回った。ギリシャの債務危機が重しとなった。
また昨年4月以来の低水準となった7月の中国製造業PMIや、6月の米新築1戸建て住宅販売が7カ月ぶりの水準に落ち込んだことも、国債需要を下支えた。
独10年債
通常なら弱い指標でリスク回避姿勢が強まるが、ECBの緩和期待を背景に、低格付けの南欧諸国の国債利回りも低下した。
イタリア
アイルランド10年債
半面、ギリシャ国債は全体の流れに逆行。10年債