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ECB、ギリシャ銀向け緊急流動性を据え置き 7・8日も営業停止
2015年07月07日(火)08時05分
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/headlines/images/biz/2015/07/06/2015-07-06T191510Z_1_LYNXNPEB650ZD_RTROPTP_3_ECB-PROTEST.jpg)
7月6日、ECBはギリシャ銀向け緊急流動性支援枠を据え置いた。ECB本部の外観。3月撮影(2015年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[フランクフルト/アテネ 6日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は6日、ギリシャ銀行向け緊急流動性支援(ELA)を現行水準に維持すると同時に、銀行が差し出す担保のヘアカット(割引率)を調整したと明らかにした。
ECB理事会は「責務の範囲内で利用できるあらゆる手段を行使する決意がある」と述べた。
ELAを現行水準に維持したことで、資金繰りに余裕のないギリシャ国内行は当面休業を余儀なくされる。銀行協会は7・8日も営業停止を続けると発表した。
ギリシャ国内行はすでに資金調達手段が限られているため、ヘアカットの調整は象徴的な意味しかないとみられているが、ギリシャに対する警告となる。
ギリシャ政府当局者によると、チプラス首相は6日にECBのドラギ総裁と電話会談を行い、資本規制を早急に解除する必要があると訴えた。銀行の流動性状況についても協議したという。
*内容を追加します。
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