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ECB緩和政策、ユーロ高抑制や改革支援で効果=メルケル首相
6月12日、ドイツのメルケル首相はECBの低金利政策ついて、過度のユーロ高を抑制し、スペインやポルトガルなどの改革を支援する効果があると指摘した。ブリュッセルで10日撮影(2015年 ロイター/Francois Lenoir)
[ベルリン 12日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は12日、欧州中央銀行(ECB)の緩和的な金融政策が過度のユーロ高を抑制し、スペインやポルトガルなどの改革を支援する効果があったとし、ECBの政策を擁護する姿勢を鮮明にした。
メルケル首相は、ベルリンで企業経営者向けに講演し、ユーロ高局面では「(スペインやポルトガルなどの国が)改革の成果を得るのが難しくなる」と発言。「インフレ率が低すぎる局面では、ECBのような中銀は、デフレサイクルに陥らないよう、対応策を考えなければならないことを少なくとも理解してほしい」と述べた。
メルケル首相の発言は、ECBによる量的緩和(QE)が正当化されると考えていることを示唆した。
また、同首相によるデフレ回避に関する発言は極めて稀なこと。
メルケル首相の発言を受け、ユーロ/ドル
ギリシャ支援協議については、ギリシャと債権団双方が協議を継続していくことが肝要と主張した。
*内容を追加して再送します。