ニュース速報

ビジネス

米国株式市場は続伸、ナスダックが最高値更新

2015年04月24日(金)06時45分

 4月23日の米国株式市場は続伸、ナスダック総合指数が終値ベースで最高値を更新した。写真はナスダックの最高値更新を示す株価ボード、ニューヨークで撮影(2015年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 23日 ロイター] - 23日の米国株式市場は続伸、ナスダック総合指数<.IXIC>が終値ベースで最高値を更新した。

ダウ工業株30種<.DJI>は20.42ドル(0.11%)高の1万8058.69ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は20.89ポイント(0.41%)高の5056.06。

S&P総合500種<.SPX>は4.97ポイント(0.24%)高の2112.93。

ナスダック終値のこれまでの最高値は、ITバブル崩壊直前の2000年3月10日につけた5048.62。この日は一時5073.09まで上昇し、取引時間中でも15年ぶりの高値をつけた。

S&P総合500種は取引時間中の最高値を更新した。

ナスダックの上げを先導したのはアップルで終値は0.8%高。グーグルは1.5%、バイオ製薬のギリアド・サイエンシズは1%上昇した。

22日に発表した第1・四半期売上高がアナリスト予想に届かなかったフェイスブックは2.6%下落した。

アリアンツGIグローバル・テクノロジー・ファンドのシニアポートフォリオマネジャー兼マネジングディレクター、ウォルター・プライス氏は、ナスダックについて「ここで息切れするとは思われず、予測不能な外部イベントがない限りはもっと上がる余地はある。各企業はこの環境を乗り切っていける力があるように見える」と述べた。

その上で2000年は多くの高成長企業の株価が翌年の予想利益の200倍─300倍になっていたが、今回は当時とはまったく様相が異なると強調した。

一方、ウェドブッシュ・エクイティ・マネジメントのスティーブン・マソッカ最高投資責任者は、ナスダックの中でもソーシャルメディア関連株はいずれ急落する可能性が大きいと警告。グローバルXソーシャル・メディア・インデックスETFが劇的に上昇してきたと指摘した。同ETFはこの日は0.4%安だったが、年初来では約15%値上がりしている。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ2039で下げ956(比率は2.13対1)、ナスダックが上げ1659で下げ1061(1.56対1)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         18058.69(+20.42)

前営業日終値    18038.27(+88.68)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         5056.06(+20.89)

前営業日終値    5035.17(+21.07)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2112.93(+4.97)

前営業日終値    2107.96(+10.67)

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

気候変動対策資金巡る米中協議進展=米特使

ビジネス

FRB、複数回の利下げ必要 労働市場の健全性維持=

ビジネス

FRB利下げ開始の「時期到来」、ペースは柔軟に対応

ワールド

米国籍の女性が死亡、イスラエル軍銃撃 ヨルダン川西
MAGAZINE
特集:日本政治が変わる日
特集:日本政治が変わる日
2024年9月10日号(9/ 3発売)

派閥が「溶解」し、候補者乱立の自民党総裁選。日本政治は大きな転換点を迎えている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組10名様プレゼント
  • 2
    「私ならその車を売る」「燃やすなら今」修理から戻ってきた車の中に「複数の白い塊」...悪夢の光景にネット戦慄
  • 3
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 4
    「冗長で曖昧、意味不明」カマラ・ハリスの初のイン…
  • 5
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立て…
  • 6
    世界に400頭だけ...希少なウォンバット、なかでも珍…
  • 7
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 8
    【クイズ】最新の世界大学ランキングで、アジアから…
  • 9
    セブン「買収提案」の意味は重い...日本企業の「バー…
  • 10
    7人に1人が寝つきの悪さに悩む...「夜のエクササイズ…
  • 1
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 2
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン」がロシア陣地を襲う衝撃シーン
  • 3
    中国の製造業に「衰退の兆し」日本が辿った道との3つの共通点
  • 4
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
  • 5
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 6
    無数のハムスターが飛行機内で「大脱走」...ハムパニ…
  • 7
    死亡リスクが低下する食事「ペスカタリアン」とは?.…
  • 8
    再結成オアシスのリアムが反論!「その態度最悪」「…
  • 9
    国立西洋美術館『モネ 睡蓮のとき』 鑑賞チケット5組…
  • 10
    エルサレムで発見された2700年前の「守護精霊印章」.…
  • 1
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 2
    寿命が延びる「簡単な秘訣」を研究者が明かす【最新研究】
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    ウクライナ軍のクルスク侵攻はロシアの罠か
  • 10
    「あの頃の思い出が詰まっている...」懐かしのマクド…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中