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中国当局、メルセデスに罰金 価格設定でディーラーに「圧力」

2015年04月23日(木)13時22分

 4月23日、中国の江蘇省物価局は、独自動車大手ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツに価格独占行為で3億5000万元(約68億円)の罰金を科したと発表した。3月撮影(2015年 ロイター/Danish Siddiqui)

[上海 23日 ロイター] - 中国江蘇省の当局は23日、独自動車大手ダイムラー傘下のメルセデス・ベンツが、価格設定をめぐりディーラー(販売代理店)に圧力をかけたとして、3億5000万元(5649万ドル)の罰金を科したと発表した。

中国当局は、自動車業界の取り締まりに乗り出しており、昨年には、外国メーカーを価格つり上げ行為で初めて処分した。

江蘇省物価局によると、メルセデスは、一部車種と交換部品の最低販売価格の設定でディーラーに「圧力をかけ」、応じないディーラーには「警告」を発した。

同当局は、メルセデスが独占禁止法に「違反」し、公正な市場競争を阻害し、消費者の権利を侵害したと説明した。

一部ディーラーにも770万元の罰金を科したとしている。

ダイムラー中国法人の広報は、コメントを差し控えた。

中国国営の新華社は昨年8月、メルセデス・ベンツが中国におけるアフターサービスで価格操作を行っていると認定されたと伝えていたが、処罰の可能性については当時触れられていなかった。

*内容を追加して再送しました。

ロイター
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