米上院銀行委、ＦＲＢ理事の指名公聴会を先延ばしへ＝関係筋

　４月９日、関係筋によると、米上院銀行委員会は、連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事に指名されたアラン・ランドン氏の指名公聴会を、ＦＲＢの監督担当副議長候補が指名されるまで、開催しない見通し。写真は、米ＦＲＢ、２０１４年１０月撮影（２０１５年　ロイター／Gary Cameron）

［ワシントン　９日　ロイター］ - 関係筋によると、米上院銀行委員会は、連邦準備理事会（ＦＲＢ）理事に指名されたアラン・ランドン氏の指名公聴会を、ＦＲＢの監督担当副議長候補が指名されるまで、開催しない見通し。

共和党のシェルビー銀行委員長が、公聴会を優位に進めるための戦略という。

ホワイトハウスは今年１月に地銀出身のアラン・ランドン氏をＦＲＢ理事に指名したが、銀行委員会は指名公聴会の日程を決めていない。

関係筋によると、シェルビー委員長は、金融規制改革法（ドッド・フランク法）で設置が決まった監督担当のＦＲＢ副議長候補が指名されるまで、公聴会の開催を見送る方針という。

ホワイトハウスの報道官は、同副議長候補について、現在、経験のある有能な人材を探しているとコメントした。