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米FOMC、年後半の利上げに自信=議事要旨

2015年04月09日(木)06時27分

4月8日、米FRBは3月17━18日開催分のFOMC議事要旨を公表した。写真は2014年10月、ワシントンのFRBビルを撮影(2015年 ロイター/Gary Cameron)

[ワシントン 8日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)は8日、3月17─18日分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。FRB当局者は海外情勢に伴うリスクや米国の経済が年明け以降弱含んでいることを認識しつつ、年後半の利上げに向けて地ならしをする上で、景気回復に対する十分な自信を維持していることが分かった。

この時のFOMC会合は6月の利上げ開始を選択肢として残した。「数人の参加者」が今後発表される経済指標で6月の利上げが正当化されるだろうとした。

6月の利上げにそれほど自信を持てない参加者も、会合ごとに利上げの可否を判断するほど経済状況が改善してきたと感じている。

議事要旨は、第1・四半期に経済は弱含んだものの「参加者は労働市場の状況に雇用増を含む広範な改善があったとみている。経済見通しについてほとんどの参加者が、国外の経済・金融情勢による潜在的リスクを認識しているが、経済活動の見通しと労働市場にとってのリスクはほぼ安定しているとみている」とした。

FOMCでは事務方も経済見通しを提示した。米国の経済成長は鈍化したものの、ドル高や原油安の影響が和らぐにつれて、インフレ率と失業率がFRBの目標に向けて引き続き改善するだけの十分な底堅さがあるとした。

*内容を追加します。

ロイター
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