ニュース速報
ビジネス
独VWのブラジル第2工場、需要減で従業員を一時帰休に
3月31日、独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の労働組合は30日、同社がブラジル第2の工場で従業員4200人を3週間の一時帰休としたことを明らかにした。写真は、フォルクスワーゲンのロゴ、2014年9月撮影(2015年 ロイター/Fabian Bimmer)
[サンパウロ 30日 ロイター] - 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)
需要減少により生産能力が余剰に陥ったため。
サンパウロから北東約90マイル(150キロ)に位置するタウバテ工場の金属労組代表は、一時帰休により同工場の生産は停止したと述べた。ここでは人気のハッチバック「Gol」やセダン「ボヤージュ」、小型車「アップ」を製造している。
VWの代表は同工場の状況についてコメントを避け、「フォルクスワーゲンは市場の需要に応じて生産量を調整するため、柔軟な方法を活用してきた」との声明を出した。
労組代表によると、アルゼンチン向け輸出が急減し、ブラジルでの需要も過去10年超で最悪の落ち込みを示しているため、VWはタウバテ工場のシフト削減や一時帰休に踏み切った。
*本文中の誤字を修正して再送します。