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米株は小幅続落、経済指標や企業業績支えに下げ渋り

2015年03月27日(金)07時10分

 3月26日、米国株式市場は小幅続落。全般的に不安定な動きとなった。ニューヨーク証券取引所で撮影(2015年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 26日 ロイター] - 26日の米国株式市場は小幅続落。全般的に不安定な動きとなった。前日の大幅な値下がりに続き当初は売りが先行したものの、経済指標や企業業績などが下支えとなり、その後は下げ渋る展開となった。

ダウ工業株30種<.DJI>は40.31ドル(0.23%)安の1万7678.23ドル。

ナスダック総合指数<.IXIC>は13.16ポイント(0.27%)安の4863.36。

S&P総合500種<.SPX>は4.90ポイント(0.24%)安の2056.15。

半導体メモリーのサンディスクは18.4%の大幅安。売上高の見通しを下方修正したことが響いた。半導体株は全般に軟調となり、フィラデルフィア半導体株指数<.SOX>は1.4%下げた。

コンサルティングのアクセンチュアは6.8%高。北米の企業がコスト削減を目指すなか、同社の四半期決算はアウトソーシング(業務委託)事業の成長に支えられ、純収入が5%増加した。

キャンピングカーのウィンネベイゴー・インダストリーズは14.3%下落。四半期決算は支出が増加し、利益が予想を下回った。

企業向けソウトウエアのレッドハットは10.1%上昇。同社はドル高が業績を圧迫するなかでも、第1・四半期の利益見通しとしてアナリスト予想に一致する水準を示した。

ケイン・アンダーソン・ルドニックのダグ・フォアマン最高投資責任者(CIO)は「企業決算は、米国を拠点とする企業を中心に引き続き非常に好調だ」と述べた。

サウジアラビアのイエメン空爆を受けて原油相場が上昇したにもかかわらず、S&P500種エネルギー株指数<.SPNY>は0.2%下げた。

この日発表された経済指標では、週間の新規失業保険申請件数は予想以上に減少。3月の米サービス購買担当者景気指数(PMI)は6カ月ぶりの高水準となった。

BATSグローバル・マーケッツのデータによると、米取引所の合計出来高は約70億株で、今月これまでの平均である68億株を上回った。

騰落銘柄数はニューヨーク証券取引所が上げ1187で下げ1834(比率は1対1.55)、ナスダックが上げ1198で下げ1492(1対1.25)だった。

(カッコ内は前営業日比)

ダウ工業株30種(ドル)<.DJI>

終値         17678.23(‐40.31)

前営業日終値    17718.54(‐292.60)

ナスダック総合<.IXIC>

終値         4863.36(‐13.16)

前営業日終値    4876.52(‐118.21)

S&P総合500種<.SPX>

終値         2056.15(‐4.90)

前営業日終値    2061.05(‐30.45)

*内容を追加します。

ロイター
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