ニュース速報

ビジネス

量的緩和は景気回復後押し、すでに効果の兆候=ECB総裁

2015年03月27日(金)01時13分

 3月26日、ドラギECB総裁は、量的緩和は景気回復を後押しするとし、すでに効果が表れている兆候が出ているとの認識を示した。写真はフランクフルトで11日撮影(2015年 ロイター/Ralph Orlowski)

[ローマ 26日 ロイター] - ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は26日、ECBが行っている量的緩和(QE)はユーロ圏の景気回復を後押しするとし、すでに効果が表れている兆候が出ているとの認識を示した。イタリア議会の委員会で述べた。

総裁は「金融政策は循環的な回復を支援している。回復が『循環的』であることを強調したい」と指摘。失業率の高止まりなど、長期的な問題が未解決であることを念頭に、「この回復は構造的ではない」と述べた。

その上で、最近の経済指標は、金融政策が循環的な景気回復の支援に寄与していることを示しているとの認識を示した。

またイタリアが銀行の不良債権処理の支援に取り組んでいることについて、「イタリアの銀行を含め、銀行のバランスシートの足かせを軽減する措置に関して、ECBは極めて前向きに受け止めている」とし、評価する姿勢を示した。

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ENEOS、タツタ電線TOB価格を1株780円に引

ワールド

フランス高速鉄道狙った複数の破壊行為、五輪開会式控

ワールド

日本が中国を正しく理解することを望む、王毅氏が上川

ビジネス

中国人民銀の利下げ、金融調節の変化示唆 MLF金利
MAGAZINE
特集:トランプ暗殺未遂
特集:トランプ暗殺未遂
2024年7月30日号(7/23発売)

前アメリカ大統領をかすめた銃弾が11月の大統領選挙と次の世界秩序に与えた衝撃

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理由【勉強法】
  • 2
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子どもの楽しい遊びアイデア5選
  • 3
    BTS・BLACKPINK不在でK-POPは冬の時代へ? アルバム販売が失速、株価半落の大手事務所も
  • 4
    年金財政は好転へ...将来は「年金増額」の可能性大な…
  • 5
    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…
  • 6
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」…
  • 7
    トランプ再選で円高は進むか?
  • 8
    自分を「侮辱」し続けたバンスを、なぜトランプは副…
  • 9
    誰よりノリノリ...アン・ハサウェイ、友人テイラー・…
  • 10
    日本の若者はなぜ結婚をしなくなったのか? 「不本意…
  • 1
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラニアにキス「避けられる」瞬間 直前には手を取り合う姿も
  • 2
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを入れてしまった母親の後悔 「息子は毎晩お風呂で...」
  • 3
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」、今も生きている可能性
  • 4
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 5
    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…
  • 6
    出産間近!ヨルダン・ラジワ皇太子妃が「ロングワンピ…
  • 7
    【夏休み】お金を使わないのに、時間をつぶせる! 子…
  • 8
    「失った戦車は3000台超」ロシアの戦車枯渇、旧ソ連…
  • 9
    「習慣化の鬼」の朝日新聞記者が独学を続けられる理…
  • 10
    「宇宙で最もひどい場所」はここ
  • 1
    中国を捨てる富裕層が世界一で過去最多、3位はインド、意外な2位は?
  • 2
    ウクライナ南部ヘルソン、「ロシア軍陣地」を襲った猛烈な「森林火災」の炎...逃げ惑う兵士たちの映像
  • 3
    ウクライナ水上ドローン、ロシア国内の「黒海艦隊」基地に突撃...猛烈な「迎撃」受ける緊迫「海戦」映像
  • 4
    ブータン国王一家のモンゴル休暇が「私服姿で珍しい…
  • 5
    正式指名されたトランプでも...カメラが捉えた妻メラ…
  • 6
    韓国が「佐渡の金山」の世界遺産登録に騒がない訳
  • 7
    すぐ消えると思ってた...「遊び」で子供にタトゥーを…
  • 8
    月に置き去りにされた数千匹の最強生物「クマムシ」…
  • 9
    メーガン妃が「王妃」として描かれる...波紋を呼ぶ「…
  • 10
    「どちらが王妃?」...カミラ王妃の妹が「そっくり過…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中