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中国、銀行間市場での外国勢投資規制を緩和へ=関係筋
[香港 25日 ロイター] - 中国は外国人投資家に対し上海を基盤とした銀行間市場での取引規制を緩和する。これにより投資割当額の取得が容易になる。2人の関係筋が明らかにした。
適格外国機関投資家(QFII)および人民元適格外国機関投資家(RQFII)制度による投資家は、銀行間市場での投資割り当てに必要だった承認申請を廃止、これに代わり登録制度を採用する。
銀行間市場で取引される譲渡性預金や債券レポ・スワップなど、多様な商品への投資も認可する。現在は主にスポットでの債券取引や短期市場での貸借取引に限定されている。
中国国家外為管理局(SAFE)によると、1月のQFIIとRQFIIの投資枠はそれぞれ680億元、3040億元(489億4000万ドル)だった。
一方、中国の証券保管振替機関である中央国債登記結算有限責任公司によると、昨年の銀行間市場でのスポット取引の決済額は31兆元(4兆9900億ドル)近くに上っており、規制緩和が市場に与える影響は大きくないことが示されている。
ただ、中国の銀行間市場の流動性は今年に入って比較的引き締まっているため、この状況を緩和するために外国資本を呼び込むことが狙いの1つである可能性はある。
関係筋によると、規制緩和の具体的な日程は決まっていないが、早ければ5月にも実施する。
これについて中国人民銀行(中央銀行)や外為規制当局のコメントは得られていない。
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