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訂正:「移動の自由」保障のEU条約、英国向けに変更せず=欧州委員長

2015年03月17日(火)10時26分

 3月17日、欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は16日、英国のEU離脱を望まない考えを示したうえで、EU内での人の移動の自由という原則を保障するEU条約を英国のために変えるつもりはないと強調した。写真は、EUのユンケル欧州委員長、11日撮影(2015年 ロイター/Vincent Kessler)

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長は16日、英国のEU離脱を望まない考えを示したうえで、EU内での人の移動の自由という原則を保障するEU条約を英国のために変えるつもりはないと強調した。

キャメロン英首相は5月の総選挙を控え、反EU派(訂正)が勢いを増している焦りから移民規制の必要性を主張し、EU内で人の移動を制限できるようEU法の改定を求めている。

ユンケル委員長は、英国のEU離脱のリスクについての質問に対して「英国なしのEUは考えられない」とし、英国のEU離脱は英国や他の加盟国の利益にならないと語った。

加盟国の国民が全ての加盟国で自由に就労することを認める規定が乱用されないよう、英国と協力する用意があると明らかにした。

ただ、EU内での人の移動の自由という原則を保障する規定そのものを変更するつもりはないと強調した。

*2段落目の「反EU離脱派」を「反EU派」に訂正します。

ロイター
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