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メルケル独首相がギリシャ問題に慎重姿勢、「前途は困難」
2015年03月09日(月)21時00分
3月9日、メルケル独首相は安倍首相との共同会見で、欧州はギリシャユーロ圏残留に向けた金融支援合意で難しい局面に直面していると述べた。会見で安倍首相と握手するメルケル氏。(2015年 ロイター/ Toru Hanai )
[東京 9日 ロイター] - 来日中のメルケル独首相は9日、安倍晋三首相との共同記者会見で、欧州はギリシャユーロ圏残留に向けた金融支援合意で難しい局面に直面していると述べた。
ユーロ圏からの離脱について、欧州委員会のユンケル委員長よりも慎重な姿勢を示した。ユンケル委員長は、週末の独紙のインタビューで、ギリシャのユーロ圏離脱はないと明言している。
メルケル首相は「これまで何度も言っていることだが、ギリシャをユーロ圏にとどめることがわれわれの政治的目標だ。これについては何年も取り組んできた」と発言。
一方で「ただ、この問題には2つの側面がある。ひとつは欧州のパートナーとの結束、もうひとつはギリシャが改革や約束を実行する意欲だ。これについては、非常に難しい道のりが待ち構えている」と述べた。
(Reporting By Chiyoko Nakata)
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