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日立のフィンメカニカ傘下企業完全子会社化、対抗買収ないもよう

2015年02月25日(水)07時49分

 2月24日、伊フィンメカニカと日立は、日立が40%株式取得で合意した伊社傘下のアンサルドSTSについて、完全子会社化に向け他企業による買収の動きはないとの見通しを示した。写真は日立の中西CEO(2015年 ロイター/Issei Kato)

[ローマ 24日 ロイター] - イタリアの防衛・航空グループ、フィンメカニカと日立<6501.T>は24日、日立が40%株式を取得することで合意したフィンメカニカ傘下のアンサルドSTSについて、完全子会社化に向け他の企業による対抗買収の動きはないとの見通しを示した。

フィンメカニカは全額出資する鉄道車両製造事業のアンサルドブレダと、40%出資する鉄道信号システム事業のアンサルドSTSの株式を日立に売却することで合意。

アンサルドSTSについて、日立は40%株式取得後に完全子会社化に向けTOB(株式公開買い付け)を行うが、フィンメカニカのモレッティ最高経営責任者(CEO)は、取得価格が高いことに加え、日立以外の入札はなかったため、敵対的な買収の動きは出ないとの見方を示した。

ヒタチ・レールのAlistair DormerCEOも、日立は期限内に持ち株比率を引き上げられると確信していると述べた。

ロイター
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