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欧州株続伸、米FRB議長証言を好感

2015年02月25日(水)04時40分

 2月24日、欧州株式市場は続伸して取引を終えた。写真は米FRBのイエレン議長。ワシントンで同日撮影(2015年 ロイター/Kevin Lamarque)

[パリ 24日 ロイター] - 24日の欧州株式市場は続伸して取引を終えた。

米連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が定例の議会証言で利上げ開始まで数カ月はかかるだろうと述べたことが好感され、ドイツのクセトラDAX指数<.GDAXI>と英国のFT100種総合株価指数<.FTSE>は過去最高値を更新した。

FTSEユーロファースト300指数<.FTEU3>は8.21ポイント(0.53%)高の1543.29と、2007年の年末以来となる高値で取引を終えた。DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は27.52(0.78%)高の3547.10だった。

イエレン議長は議会証言で、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)が会合ごとに利上げに関して状況を吟味していると述べる一方で、少なくとも今後2回の会合では金利引き上げはないとした。

ユーロ圏の財務相たちはこの日、4カ月の金融支援延長のためにギリシャが提出していた財政構造改革案を承認。ギリシャの銀行株に買いが集中し、ユーロバンク、ギリシャ・ナショナル銀行(NBG)、アルファ銀行、ピレウス銀行は16.0%から20.0%の値上がりとなった。ただ、ギリシャの銀行株の価格は依然として反緊縮財政の急進左派連合(SYRIZA)が総選挙で当選する前の水準を下回っている。

欧州の上場企業の昨年第4・四半期利益は全体で、2011年中ごろ以来の高水準となる19.5%増となることが見込まれている。

ロイター
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