再送-西川農水相の意思を尊重した＝辞表受理で安倍首相

　２月２３日、西川公也農水相が夕刻、安倍晋三首相（写真）に辞表を提出した。安倍首相は記者団に対し、西川氏の意思を尊重し、辞表を提出したことを明らかにした。また、西川氏の後任には林芳正前農水相を充てる。１月撮影（２０１５年　ロイター/Yuya Shino）

［東京　２３日　ロイター］ - 西川公也農水相が２３日夕、安倍晋三首相に辞表を提出した。安倍首相は記者団に対し、西川氏の意思を尊重し、辞表を受理したことを明らかにした。また、西川氏の後任には林芳正前農水相を充てる。

安倍首相は、林氏を後任に充てた理由について「政策に精通しており、全く（政策の推進に）遅滞はない」と語った。

また、安倍首相は「任命責任は私にあり、国民の皆様におわびしたい」と述べた。

さらに「景気においても正念場であり、一致団結していきたい」と語った。

西川氏が代表を務める自民党栃木県第２選挙区支部は、２０１３年７月に「精糖工業会」（東京都）が運営するビル管理会社「精糖工業会館」（同）から、１００万円の寄付を受けた。

精糖工業会は同年３月、農水省から１３億円の補助金を交付されることが決定しており、補助金の交付決定から１年間、政党や政治資金団体への寄付を禁じている政治資金規正法に実質的に抵触する可能性を野党側から指摘されていた。

＊誤字を修正して再送します。

(田巻一彦)