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デフレ脱却へ着実に歩み進めている=10─12月GDPで安倍首相
2月19日、安倍晋三首相は午前の衆議院予算委員会で、先に発表された10─12月期のGDP速報について、デフレーターはプラスとなっており、デフレ脱却に向け着実に歩みを進めていると語った。都内で12日撮影(2015年 ロイター/Thomas Peter)
[東京 19日 ロイター] - 安倍晋三首相は19日午前の衆議院予算委員会で、先に発表された10─12月期の国内総生産(GDP)速報について、デフレーターはプラスとなっており、デフレ脱却に向け着実に歩みを進めていると語った。
塩谷立委員(自民)の質問に答えた。
安倍首相は昨年4月の消費税率引き上げで個人消費に弱さは見られたが、先に公表された10─12月期のGDPは3四半期ぶりに実質GDPが前期比プラスとなったと指摘。「名目は4%以上の成長で、GDPデフレーターもプラスになった。デフレ脱却に向け着実に歩みを進めていると思う」と語った。
さらに、15年度予算について「財政健全化目標を達成する予算となっている。17年4月の消費税率引き上げに向けた経済状況を作るため、3本の矢の政策を進め、経済再生と財政健全化を同時に達成していく」と述べた。
また、2020年度の財政健全化目標達成に向けた取り組みについて、麻生太郎財務相は「社会保障の自然増(への対応)を含めて、歳出の重点化・効率化と経済成長の両方でやらないと簡単ではない」との認識を示した。
甘利明経済再生担当相は「まず経済成長。デフレから脱却して成長を確保し、歳出改革、さらに歳入改革をする」と語った。
*内容を追加します。
(石田仁志 編集:山川薫)