World Voice

ミャンマーでエンタメとクリエイトする日々

新町智哉|ミャンマー

ミャンマークーデター禍101日目

弊社撮影

皆さんこんにちは。
ミャンマーはヤンゴンより、新町がお届しております。
毎度のお知らせで申し訳ありません。
World Voiceへの投稿が連続23日目になります。
お時間ございましたら是非他の投稿も覗いてみてください。
https://www.newsweekjapan.jp/worldvoice/shimmachi/
よろしくお願いします。

さて、表題に関してです。
僕は普段こういった何日目だとかいう事に疎くてうっかりしていたんですが、昨日が2月1日より始まったクーデター禍100日目だったそうです。
インスタシリーズを終わらせるのに集中し過ぎて節目を超えてしまいました。

これまでを振り返り出すと言いたい事や伝えたい事が溢れ出て来てきりが無くなってしまうので、またいづれかの機会にしたいとは思います。
ですから、今日は「これまで」の話はそこそこに「これから」の話を重点的にできればと思っています。
ミャンマーの未来の為、よろしければお付き合いください。


あっという間の100日であり、ようやく100日経ったとも感じています。
ありきたいな表現で申し訳ありませんが、本当にそう思います。
色々な事があり過ぎて、パッとそれぞれ詳細に思い出す事が出来ない位あっという間でした。

もともとあまり引っ越し何かをしないタチで、東京では10年以上同じ街、同じ家に住んでいたりしました。
ヤンゴンに来てからも、引っ越しは何度かしましたが、最初は同じ建物の中、そしてその後も100メートル以内とほとんど動いていない状態でした。
7年近く同じ街に住んでいたところから動くという事も自分にとっては珍しい事で、しかもそれが「催涙弾が家に打ち込まれたから」という映画のような話なのにも、まるで他人事のようにビックリです。

あの日は間違いなく一日が長く感じました(30時間はあったと思います)
その後2か月、様々な事を考えましたが、もといた家は引き払い、荷物も全て運び出しました。
既に新生活は始まってはいたのですが、長年住んだ街を離れるのはなんだか寂しい気持ちで一杯です。

そうは言ってもミャンマーの時間は待ったなしで進んでいきます。
現在コロナ前には3000人以上いたとされる日本人も500人程に減ったと言われています。
話題には上がるだけで自分の知り合いだった人ともお別れの挨拶も出来ないまま帰国された方々も沢山いるようです。
日本人がこの地で何かをするという難しさは以前以上にハードルが上がっているとは思いますが、まだまだやれる事、やり残したことだらけなので頑張っていきたいと思っています。

本当の本当に具体的な事というのはもう少し先までお話しすることは出来ないと思いますが、事業として、ビジネスとしてミャンマーに支援し続ける形を模索し続けています。
勿論、僕が行うという事は、そこにしっかりエンターテインメントもくっつけてきます。

こういう言い方をすると必ず「不謹慎だ」という言葉も飛んで来ることは覚悟の上で、自分にしかできない形を作っていきたいと考えています。
衣食住足りてこそのエンターテインメントということは改めて凄く重要な言葉だと感じています。
ですが、エンターテインメントを求める心があるからこそ、頑張れる仕事もあるハズです。

エンタメは一番後にまわすべきな事はわかっています。
しかし、支援だけではダメで、ドライに仕事だけでも人って思うようには動けないのだと今まさにこのミャンマーの地でひしひしと感じているところです。
なので、全てを一緒にした活動していこうと思います。
誰もやらないけど、きっと誰にも必要なことで、今出来る可能性に近いのが自分であるならやはり、やるべきだ。
この100日間ずっと思い続けていた事でした。

とは言え、簡単な事ではありません。
簡単な事なら誰かがとっくにやっているハズなので当然と言えば当然ですが、問題は沢山あり、越えなければいけないハードルもいくつもあります。
ですが、そこは7年ミャンマーで過ごした様々な経験が僕を助けてくれました。

実際去年のコロナ禍が始まり、家の中での行動を余儀なくされた時から考えていたあれやこれやがありました。
それはコロナ+クーデターとなっても活かされるものがあるなと気付いたんです。
そして、更に、7年前から何度も挑戦し、失敗してきたエンタメ界での経験がそこの加わればきっと面白い事が出来るという予感がしています。

大変な時期をミャンマーで過ごしてきた事を活かすなら今しかないと思っています。
つらい時はまだまだ続くと思いますが、そんな時だからこそ、このWorld Voiceにも出会えたのだと思います。
ここまで繋がってきた縁を大事にしっかり繋いでいき、小さい、本当に小さいスタートではありますが、いずれは沢山の方のためになる大きな動きにしていけたらと願っています。

結局意思表明のような堅苦しいだけの内容になってしまって誠に申し訳ありません。
もう少ししたら皆さんにも面白い事がご報告出来ると思っていますので、お待ちいただければ思います。
間違いなく、私のミャンマー生活の集大成な活動になると思います。
続報をお待ちいただきつつ、毎日の投稿を楽しんでいただければ幸いです。

それではまた明日。

 

Profile

著者プロフィール
新町智哉

映像プロデューサー。2014年からミャンマー最大都市ヤンゴンに在住。MAKE SENSE ENTERTAINMENT Co.,Ltd. GM。日緬製作スタッフによる短編コメディ「一杯のモヒンガー」でミャンマーワッタン映画祭のノミネートを皮切りに世界各国の映画祭で受賞。起業家、歌手、俳優としてもミャンマーで活動する。

Twitter:@tomoyangon
Instagram:tomoyangon
note:https://note.com/tomoyaan

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