196分の1を選んだ「外国人財」を大切に...来日した優秀人材が国を救う
自ら来日し、働くという決断をした多くの外国人財は、好きな日本で充実した生活を送るために努力している。彼らが日本を選んだことは日本にとって何よりも喜ばしいことであり、素晴らしいことだろう。優れた人財が日本を選ぶことは、国の成長と発展にとって重要な要素だ。
特に現代では、世界がより狭く結び付いて留学や就労などの機会が広がり、ほとんど誰でも移住することが可能だ。外国人財は、世界中の196カ国の中から他の195カ国でなく日本を選んでくれた。彼らが日本で学んだことは、例えば日本で起業して成功することで、日本に返され、世界に発信される日が訪れるかもしれない。
何が起きるか分からない、予測不能な時代だ。だからこそ日本人・外国人を問わず、一人一人の人財を大切にする必要がある。いずれ思いもしない恩返しが待っているかもしれない(もちろん見返りを求めないのは重要なポイントだ)。新しいことを取り込み続けて、世界第3の経済大国の地位を守れるようにみんなで行動してほしい。
石野シャハラン
SHAHRAN ISHINO
1980年イラン・テヘラン生まれ。2002年に留学のため来日。2015年日本国籍取得。異文化コミュニケーションアドバイザー。YouTube:「イラン出身シャハランの『言いたい放題』」 Twitter:@IshinoShahran

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