日本人が最も好きな人物は、物語の主人公として聖人君子のように描かれる劉備だろう。一方、中国での一番人気は「悪役」曹操だ。

奸雄だが、武芸に秀で、詩人でもあった曹操は、才能ある部下を見いだすことにたけ、かつて敵陣にいた人材でも構わず重用した。それに比べ、文才はおろか武術もパッとしない劉備は、涙を利用し人を動かすような情けない主君。それがこの2人に対する中国での一般的な評価だ(私の個人的見解じゃないですからね......)。

中国では経営者の間でも「三国志」が必読書と言われるが、それも曹操の言行に生存競争に打ち勝つためのヒントが隠されていると思えばこそだろう。ちなみに、中国で劉備のマイナスイメージが広がったのは、毛沢東が曹操推しだったためだという。

では、「三国志」に出てくる武将の中で一番強いのは誰か。これも議論百出だろうが、中国で最もポピュラーなランキングがあるので紹介しておこう。

①呂布

②趙雲

③典韋

④関羽

⑤馬超

⑥張飛

⑦許褚

⑧黄忠

⑨姜維

⑨魏延(9位は同率)

さてこの順位、皆さんはどう思われるだろうか。え、マニアック過ぎる?

言葉も国境も超え、日本人と中国人が熱く語り合える「三国志」。ただ、両国の関係改善に役立つかと言うと......やっぱりちょっと無理かもしれない。

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