最新記事
オーストラリア

カンガルー、こんなことができたとは...「水面を走る」忍者のような姿を捉えた映像に、驚きの声

Camper stunned by kangaroos "walking on water" at Australian beach

2024年9月29日(日)19時35分
スー・キム
水面を走るカンガルーの驚きの姿が話題に

Majonit/Shutterstock

<クータラバ湖の湖畔に位置するキャンプ場で撮影された映像には、カンガルーたちの珍しい行動が収められており、見る人たちを驚かせている>

オーストラリアの湖畔にあるキャンプ場で、カンガルーが水面に「浮いている」かのような様子を捉えた動画がTikTok上で大きな注目を集めている。動画の中でカンガルーたちは一列になり、ジャンプしながら湖の水面の上を進んでいく様子が収められている。

■【動画】カンガルーにこんな能力が...「水面に浮いて飛び跳ねる」驚きの姿を捉えた動画 「すごい」「初めて見た」

@sazzletocが共有したこの動画は、9月25日に投稿されてからこれまでに74万9000回以上視聴されている。ハビタット・ヌーサキャンプ場で撮影された動画には、カンガルーの群れが列をなし、澄み切った青空の下で砂浜から湖に入り、水の中を飛び跳ねながら進んでいく様子が映っており、「冬のキャンプの思い出。最高の朝の目覚め」という言葉が添えられている。

クータラバ湖の湖畔に位置し500メートル超の浜辺に面しているハビタット・ヌーサは、クイーンズランド州のヌーサから約25分のところにある。ヌーサ地域はオーストラリアの東海岸にあるクイーンズランド州のサンシャイン・コーストにあり、ユネスコ(国連教育科学文化機関)の生物圏保護区に指定されている。

ヌーサの公式観光団体「ツーリズム・ヌーサ」のウェブサイトによれば、この地域にはカンガルーやテリクロオウム、エキドナやオオコウモリなど3023種の野生生物(このうち700種以上が在来種)が生息している。

現地では厄介者と見られることもあるカンガルー

ユネスコによると約165万人の観光客がこの保護区内またはその周辺で休暇を過ごし、「バードウォッチングや自然散策など、環境にやさしい特定の活動のみ」を行っている。

2021年11月に「エコロジカル・マネジメント・アンド・レストレーション」誌に発表された研究報告は、カンガルーは愛されるオーストラリアのシンボルである一方で、貴重な存在や厄介者などのさまざまな評価がある。また一部の種は個体数が非常に多く、ヨーロッパ人の入植以降、個体数が著しく増加している」と指摘している。

オーストラリア政府のウェブサイトによれば、2011年の時点で(上限を定めてカンガルーの駆除が行われている地域に生息する)カンガルーの個体数は2034万5243頭だった。前述の研究報告は「干ばつの影響で2013年から2018年の間にクイーンズランド州のカンガルーの個体数は約900万頭減少したと推定され、ニューサウスウェールズ州では2014年から2019年の間に個体数が約700万頭減少したと推定されている」としている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日本勢の海外不動産投資が加速、25年残高26.7兆

ビジネス

豪賃金、第3四半期も安定的に上昇 公共部門がけん引

ワールド

米、新たなウクライナ和平計画策定中 ロシアと協議=

ビジネス

機械受注9月は3カ月ぶり増加、判断「持ち直しに足踏
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影風景がSNSで話題に、「再現度が高すぎる」とファン興奮
  • 4
    マイケル・J・フォックスが新著で初めて語る、40年目…
  • 5
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 6
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 7
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 8
    「嘘つき」「極右」 嫌われる参政党が、それでも熱狂…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    「日本人ファースト」「オーガニック右翼」というイ…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披露目会で「情けない大失態」...「衝撃映像」がSNSで拡散
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「死ぬかと思った...」寿司を喉につまらせた女性を前…
  • 6
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 7
    【写真・動画】「全身が脳」の生物の神経系とその生態
  • 8
    筋肉の正体は「ホルモン」だった...テストステロン濃…
  • 9
    「イケメンすぎる」...飲酒運転で捕まった男性の「逮…
  • 10
    「ゲームそのまま...」実写版『ゼルダの伝説』の撮影…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 6
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 7
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中