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肥満や足が遅い人のための登山隊も出現、エベレスト登山がここまで普通になった訳

Mount Everest Tours Offer Expeditions for Plus-Sized Climbers as Crowds Gro

2024年6月3日(月)17時39分
モニカ・セイガー

SNSで募集していた肥満の人のためのエベレスト登山ツアーでエベレストのベースキャンプのそばまで来たマッケイ(2004年3月) KATIE MCCAY

<登山ギアの発達や数時間先の天気までわかる技術進化の助けもあって、エベレストは到達しがたい神の山から誰もが目指す普通の山になった。過密による環境の荒廃は言うまでもなく問題だが、肥満体でもベースキャンプにたどり着き、夢にまで見たエベレストを仰ぎ見たケイティ・マッケイの感動を誰が否定できるのか>

ケイティ・マッケイの夢は、エベレスト登山の基地となるベースキャンプまで上ることだった。「子供の頃からエベレストに夢中だった」と、マッケイは本誌に語った。

熱心な登山愛好家のマッケイは、TikTokで山歩きの旅を記録している。肥満や足の遅い登山家向けの登山グループが今年3月のエベレスト登頂を計画していることを聞き、マッケイは友人と一緒に、世界最高峰を訪れる機会に飛びついた。

 

この春のシーズン、マッケイが参加した登山隊をはじめ、初心者から熟練者まで何千人もの登山者がエベレストのベースキャンプやその周辺をトレッキングした。

ケイティ・マッケイの夢は、エベレスト登山の基地となるベースキャンプまで上ることだった。「子供の頃からエベレストに夢中だった」と、マッケイは本誌に語った。

熱心な登山愛好家のマッケイは、TikTokで山歩きの旅を記録している。肥満体と足の遅い登山家向けの登山グループが今年3月のエベレスト登頂を計画していることを聞き、マッケイは友人と一緒に、世界最高峰を訪れる機会に飛びついた。

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