最新記事
アメリカ

「可愛すぎる...」地下室から謎の鳴き声が...心温まる救出劇にネットほっこり

Man Hears Crying From His Basement, Internet Not Prepared for What He Finds

2023年8月14日(月)17時40分
スー・キム
鳴き声の主

@macklunn-TikTok

<動画の再生回数は980万回を突破。キャプションには「先日、地下室で鳴き声が聞こえたので調べに行った」とつづられている>

自宅の地下室で、思いがけないものに遭遇した男性の動画が、TikTokで拡散している。

【動画】「可愛すぎる...」地下室から謎の鳴き声が...心温まる救出劇にネットほっこり

動画はTikTokユーザーのマック・ランさんが6月4日に投稿したもので、再生回数は980万回を超えた。キャプションにはこう書かれている。「先日、地下室で鳴き声が聞こえたので調べに行った」。

映像には白いレンガの壁が映し出され、鳴き声が聞こえている。男性が壁の穴を塞いでいたバケツを取り出し、シャベルで数回、灰を取り除くと、穴の中からカメラを見つめるアライグマの赤ちゃんが現れた。

このアライグマは母親に置き去りにされたようで、母親は後に現場に戻ってくる。

この思いがけない対面は、驚くべきことではない。メリーランド州天然資源局によると、「アライグマは都市部や郊外によく適応しており、住宅や地下室、屋根裏に簡単に入り込むことができる」という。

全米最大の動物愛護団体・米国人道協会(HSUS)の論文は、『ワイルド・ネイバーズ』という書籍からの引用として、母アライグマは、蓋のされていない煙突を「絶好の子供部屋」と見ていると解説している。

「子供が自分で動き回れるようになるまで、安全で保護された場所で出産と子育てができる」とHSUSは指摘している。

インディアナ州天然資源局も、「アライグマは暖かく、保護された場所に住み着く」として、屋根裏、煙突、ガレージ、物置に出入りできる場所がないようにするよう住民に警告している。

アライグマをペットにするのは要注意

米国では、かわいいアライグマの赤ちゃんを飼う前に、居住する州の法律を確認したほうがいい。医療情報サイトのウェブMDに掲載された獣医師バネサ・ファーマーのレビュー論文によると、アライグマをペットとして飼うことが法律で認められているのは16州に限定される。

アライグマは愛らしいが、気性が荒く、ケージなどの狭いスペースが苦手なため、飼うのは簡単ではない。また、ファーマーによれば、アライグマの治療を専門とする獣医師を見つけるのも難しいかもしれない。

米疾病予防管理センター(CDC)は、アライグマから人間に病気が感染する恐れがあると警告している。「アライグマのふんには、アライグマ回虫という虫の卵が含まれていることがあり、特に子供に感染しやすく、複数の神経疾患を引き起こす恐れがある」

対談
為末大×TAKUMI──2人のプロが語る「スポーツとお金」 セカンドキャリアの前に「考えるべき」こととは?
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:ドローン大量投入に活路、ロシアの攻勢に耐

ビジネス

米国株式市場=S&P・ナスダックほぼ変わらず、トラ

ワールド

トランプ氏、ニューズ・コープやWSJ記者らを提訴 

ビジネス

IMF、世界経済見通し下振れリスク優勢 貿易摩擦が
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AIの6原則
特集:AIの6原則
2025年7月22日号(7/15発売)

加速度的に普及する人工知能に見えた「限界」。仕事・学習で最適化する6つのルールとは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは「ゆったり系」がトレンドに
  • 3
    「想像を絶する」現場から救出された164匹のシュナウザーたち
  • 4
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が…
  • 5
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 6
    「二次制裁」措置により「ロシアと取引継続なら大打…
  • 7
    「どの面下げて...?」ディズニーランドで遊ぶバンス…
  • 8
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 9
    「異常な出生率...」先進国なのになぜ? イスラエル…
  • 10
    アフリカ出身のフランス人歌手「アヤ・ナカムラ」が…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップを極めれば、筋トレは「ほぼ完成」する
  • 4
    日本より危険な中国の不動産バブル崩壊...目先の成長…
  • 5
    「お腹が空いていたんだね...」 野良の子ネコの「首…
  • 6
    どの学部の卒業生が「最も稼いでいる」のか? 学位別…
  • 7
    アメリカで「地熱発電革命」が起きている...来年夏に…
  • 8
    千葉県の元市長、「年収3倍」等に惹かれ、国政に打っ…
  • 9
    ネグレクトされ再び施設へ戻された14歳のチワワ、最…
  • 10
    「二度とやるな!」イタリア旅行中の米女性の「パス…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 7
    燃え盛るロシアの「黒海艦隊」...ウクライナの攻撃で…
  • 8
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 9
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 10
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中