ヘンリー王子のバルコニー不在が物語る、断絶と不安な将来
Prince Harry Balcony Absence Reveals Stark Reality About His Future
女王の葬儀では、アフガニスタンの最前線に2度派遣されたヘンリーが、軍服を着用する権利があるかどうかが議論され、ヘンリーへの同情が再び高まった。辛口コメンテーターでヘンリーを熱心に批判しているピアーズ・モーガンでさえ、この問題ではヘンリーを擁護した。
全体として、英王室による扱いの変化は、ヘンリーとメーガンにとって、ネットフリックスとスポティファイと結んだ契約を、王室暴露をしない形で果たすという圧力が加わったことを意味する。
ヘンリーが急いで空港に駆け込んだのは、アーチーの誕生日に間に合うように家に帰るため、と受け取られている。だが、興味深いことに、アーチーはまだ4歳。自分の誕生日がどの日に当たるのか、具体的な感覚を持っているとは思えない。
したがって、ヘンリーとメーガンが1日、あるいは1週間遅れて誕生日を祝ったとしても、アーチーは何も気にしないだろう。70年ぶりの戴冠式よりもはるかに重要でも歴史的でない状況で、多くの親が使う手だ。
1月に行われたイギリスのテレビネットワークITVのインタビューのなかで、ヘンリーは「自分はまだ王制を信じている」と述べたが、これは非常に混乱を招く発言だ。
切れたつながり
ヘンリーの公的声明がどうあろうと、ヘンリーのイギリス滞在が極めて短い事実は、エリザベス2世も亡くなった今、ヘンリーと王室を結びつけるものはほとんどなくなったことを表している。
ダイアナ妃は王室の廷臣を自分の自由を奪う「灰色の男たち」と見なしていたが、ヘンリーもその見解に同調しているようだ。
そのため、ヘンリーとチャールズ国王との関係は緊張をはらんでおり、次期国王との関係は事実上存在しない。そして一部例外を除いて、ヘンリーは数十年前から王室の廷臣についてかなり否定的な見方をしているようだ。
ヘンリーはITVの独占インタビューで、王制を信じていると語ったが、「王室」と呼ぶものを繰り返し非難するばかりで、王制に対する具体的な熱意は表明していない。
ヘンリー夫妻の広報担当者は最近、メーガンが戴冠式を欠席した理由を、「現在の生活に集中しているから」と説明した。こうしてみると。メーガンのほうが王室との関係において、より未来志向になっているようだ。
一方、ヘンリーはタブロイド紙を訴えた裁判の関係で4月にロンドンの高等法院に1万7000語近い証人陳述書を提出したが、そのなかで世間の注目を集め、家族を動揺させかねないさらなる秘密の暴露を行った。この裁判でヘンリーは、1990年代以来の長年にわたる電話の盗聴に基づくプライバシー侵害を訴えている。
つまり、ヘンリーがカリフォルニアに戻ったのは、息子の誕生祝いや温かい家庭生活だけなく、メーガンが生きる現在を共にする必要があったからだ。それは、ヘンリーが急いで捨て去った王室の魅力を利用することなしに、未来を商業的に成功させるという挑戦でもある。

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