「知っている人は知っている」「あの歩き方は...」 バイデンの病気説を浮上させた動画
President Joe Biden's Walk Mocked After State of the Union Address
ジョー・バイデン米大統領(2023年2月) Jonathan Ernst-Reuters
<80歳になったバイデン米大統領の歩き方をめぐって、パーキンソン病の兆候が見られるなどの声があがっている>
ジョー・バイデン米大統領が一般教書演説をおこなった後、議事堂から車に向かう際の歩き方が、ソーシャルメディアで話題になっている。年齢による衰えや、パーキンソン病などを患っていると指摘する声もある。国家首脳の健康不安説と言えば、近頃はロシアのウラジーミル・プーチン大統領に関する話題が多いが、現在80歳のバイデンもそうした噂とは無縁でいられないようだ。
■【動画】「歩幅が小さく、硬い足取り」が病気の兆候とされたバイデンの「歩き方」
保守派のラジオ司会者で、FOXニュースにも出演しているジェシー・ケリーは、バイデンが2月7日の演説後に議会議事堂から出る様子を撮影したC-SPANの映像を共有し、その歩き方が健康の衰えを示していると指摘した。
22秒の映像は、バイデンが夫人とともに議事堂を出て、車の後部座席に乗り込む様子を捉えている。ケリーは、「バイデンの歩き方など全く大した問題ではない、という『ふり』を全米ですることになっているのは面白いね」とツイートしている。「知っている人は知っている。あの歩き方について...」
ケリーはツイートに曖昧さを残したが、パーキンソン病やアルツハイマー病などの脳疾患に言及しているソーシャルメディアユーザーたちもいる。
「あの歩き方は、ある状態を示唆している」
米国の陰謀論者で、右派の活動家であるアリ・アレクサンダーは、「バイデンの歩き方に注目」と呼び掛けている。「あのバイデンの歩き方は、ある状態を示唆している。歩幅が小さく、硬い足取り。膝を曲げて車に乗り込むことができていない」
アレクサンダーは、自分は2020年にも、バイデンの健康上の衰えについて警告したと付け加えている。アレクサンダーは同年、バイデンの「パーキンソン病の歩き方」について指摘するドキュメンタリーを制作した。
ツイッターユーザーの@daytona_spyderは「そうだな、認知機能の明確な低下や、彼の歩き方がわかる無数のビデオクリップは見ていないことにしよう」と投稿し、2012年のニューヨーク・タイムズ記事をリンクしている。「歩き方からわかる、認知機能低下とアルツハイマー病の状態」と題された記事だ。
バイデンの健康状態に関する臆測、特に政敵からの臆測は、大統領就任以来の名物となっている。2022年10月には、コメディアンのジョー・ローガンも論争に参戦。自身のポッドキャストで、「認知症の治療に携わる人に、彼の昔と今を見せると、認知機能低下の明白な証拠を教えてくれる」と語っている。