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米社会9歳の少女を激しく殴り続ける少年たちの「いじめ」映像に非難殺到...大人は誰も助けず
イメージ画像 stu99-iStock
<1人の少女に激しく執拗に暴力をふるう少年たちのショッキングな映像が公開され、被害者の母親は対策を講じなかった学校を非難>
米フロリダ州の9歳の少女が、スクールバスの中で少年2人に激しく殴打されている様子を撮影した映像が、人々に衝撃をもたらしている。映像はクラスメートが撮影したもので、少女の両親は少年らを刑事告訴する意向を示している。
■【動画】1人の少女を取り囲んで激しく暴行を加える少年たち...大人が助ける様子はなし
被害に遭ったのは、同州ホームステッドにあるココナッツ・パームK-8アカデミーに通う3年生の少女。映像には、少年2人が少女を激しく執拗に殴打し、少女は必死に身を守ろうとしている様子が映されている。
ニューヨーク・ポスト紙が報じたところによると、暴行は約30秒間続いたが、その間、大人が介在する様子はなかった。
この出来事を受け、少女の母親は少年らを刑事告訴する意向を明らかにしている。母親は匿名で現地メディアの取材に応じ、学校管理者は校内や周辺での暴力の増加に対応ができておらず、彼女の3人の子供に対して転校してはどうかと勧めてきたと語った。
暴行を受けた少女の年長のきょうだい2人も、この学校に在校中にいじめに遭っていたという。苦情を申し立てても学校のカウンセラーや管理者は何も対処してくれなかったと、母親は主張している。
少女の父親もソーシャルメディア上で怒りをあらわにし、学校前で抗議活動を行うとしている。「集会を開き、学校と正面から対峙したい」と父親はFacebookに投稿。「安全対策の欠如は信じがたく、バスの中の安全対策の欠如はばかげている(中略)いじめは止めなければならない」と述べた。
暴行した少年らは逮捕
マイアミ・デイド学校警察は声明を発表し、暴行した少年らが逮捕されたことを認めた。「生徒の安全と幸福は最も重要だ。本学区では、自制と尊敬、そしてソーシャルメディアの責任ある利用を促すために、多大な努力をしている。保護者は、家庭でこれらの方針を強化してほしい」と同学校警察は述べた。
一方、ニューヨーク州では、昨年11月にいじめが原因で死亡した少年の母親が、ユニオン・エンディコット学区を相手取り訴訟を起こしたと、地元メディアのWBNGが報じた。
訴えによると、学校側はドマニック・ヘイワードさん(当時13)がいじめを受けていることを十分認識していた。学校には、中傷や身体的暴力についての苦情が寄せられていたが、同学区は何の措置も取らなかったという。
ヘイワードさんの母親のエイム・クロフォードさんは、「私は彼の声を代弁し、人々を支援し続け、こうしたことが起きないように、そして関心を高めるために、できる限りのことをしようとしている」と述べ、「これは大きな問題だ。メンタルヘルスは大きな問題で、人々はもっと意識し、学び、理解を深める必要がある」と主張している。