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ジェンダー格差

日本の男女の収入格差は、先進国で断トツのトップ

2022年11月9日(水)11時15分
舞田敏彦(教育社会学者)

それは国際比較でも分かる。上記と同じやり方で、収入の男女格差のジニ係数を国ごとに算出した。28の国の数値を高い順に並べると、<図2>のようになる。

data221109-chart03.png

日本は、データがとれる28カ国の中で最も高い。フルタイムで働く男女の収入格差が、最も大きい国ということになる。2位の韓国を大きく突き放しているのも気になる。これは10年前のデータでの試算だが、政府は賃金の性差の解消に本気で取り組まねばならない。

ジニ係数は、現象の偏りの程度を可視化するのに使える。高校生と大学生の居住地分布のデータがあれば、大学教育機会の地域格差のジニ係数も算出できる。経済格差を数値化する指標と見られがちだが、用途はそれに限られない。ジニ係数を使って、社会の様々な面の歪み・偏り(格差)を「見える化」するのも興味深い。

<資料:OECD「PIAAC 2012」

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