コイキング!? 30kgの巨大「金魚」が釣り上げられる
生きる限り成長し続ける巨大魚
家庭で飼われている金魚の平均的な体重は1ポンド(約450グラム)にも満たないが、この種は条件次第では、はるかに大きな体格になることができる。
金魚や鯉などのコイ類は、広いスペースと適切な餌と水質があれば、大きく成長する可能性があるため、ザ・キャロットの大きさも納得できる、とCNNが伝えている。
ただ、好奇心や飼育が面倒といった理由で、近所の川などに放流してはいけない。元々の生息地の微妙な生態バランスに悪い影響をもたらす可能性があるからだ。
2021年7月、ミネソタ州バーンズビルの湖で外来種のフットボールサイズの金魚が発見され、市当局は地域の環境を損なう恐れがあるとして、ペットの魚を湖に放さないよう注意喚起した。
ネバダ大学リノ校の研究生物学者ゼブ・ホーガン博士は、「70ポンドのコイは本当に大きく、インパクト満点な魚です」と述べている。「巨大化するコイ類はヨーロッパやアジアに生息していて、なかには約500ポンド(約230キログラム)になることもあります」
ホーガン博士によれば、これらの巨大魚に見られる現象は、不定型成長と呼ばれるもので、動物が若い時に急速に成長し、成魚になった後もサイズアップし続けた結果だそうだ。
「彼らは生きれば生きるほど、成長し続けます。数年後に誰かが捕まえた時には、さらに大きくなっているかもしれません」