最新記事

動物

コイキング!? 30kgの巨大「金魚」が釣り上げられる 

2022年11月27日(日)15時00分
佐藤太郎

YouTube/ New York Post

巨大魚と釣り人の格闘は25分続いた......。

英国在住のアンディ・ハケットさんが旅先のフランスの湖で、重さ67ポンド4オンス(約30キログラム)という驚異的な大きさの鯉を釣り上げたと複数メディアが報じている。

この魚は「ザ・キャロット」の愛称で呼ばれるほど知られた存在だ。この巨大魚が生息するフランス・シャンパーニュ地方の漁場によると、同種の魚としては史上2番目に大きいとされている。

金魚というには大きすぎるこの魚は、オレンジ色をしており、水面下を泳ぐとすぐに目につく。しかし、ザ・キャロットはなかなか捕まらない。釣り人たちを挑発するかのごとく悠々と泳ぎ回っていた。

「普通の魚は水面下にいると見えないが、ザ・キャロットは鮮やかなオレンジ色をしているから、見逃すことはない」と、ハケットさんはBBCに語っている

ハケットさんは11月3日、この湖を訪れた際、ザ・キャロットに遭遇。粘りつよく釣竿を引き、見事ザ・キャロットを釣り上げた。ハケットさんによると、この魚は非常に人気があり、釣った人はそれほど多くないという。

ザ・キャロットより大物がいる

ザ・キャロットは20年程前に、釣り客を喜ばせようと育て始められた。しかし「それ以来、どんどん成長してるのに、なかなか出てこなかった」と、漁場を運営するBlueWaterのマネージャーのジェイソン・カウラー氏はDaily Mailに語る。ザ・キャロットは湖で最大の住人ではないものの、圧倒的に大きいそうだ。"

丘に姿を現したザ・キャロット。その後は、ハケットさんに抱えられ記念撮影と体重測定を済ませ、湖に戻された。

この漁場には、持ち帰り禁止のルールがあり、釣り人は魚を持ち出すことは許されていない。また、負傷した魚を見つけた際には、運営団体によって治療が施され、水中に戻される。

ザ・キャロットは昨シーズンは9回釣り上げられたが、今シーズンは初めて。前回2月に体重測定した時に初めて27キログラムを突破した後、ハケットさんが捕まえるまでの9カ月間、誰の手にもかからなかった。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ハセット氏のFRB議長候補指名、トランプ氏周辺から

ビジネス

FRBミラン理事「物価は再び安定」、現行インフレは

ワールド

ゼレンスキー氏と米特使の会談、2日目終了 和平交渉

ビジネス

中国万科、償還延期拒否で18日に再び債権者会合 猶
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 3
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 4
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 5
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 6
    「なぜ便器に?」62歳の女性が真夜中のトイレで見つ…
  • 7
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 8
    世界の武器ビジネスが過去最高に、日本は増・中国減─…
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 2
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 5
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 6
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 7
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 8
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    首や手足、胴を切断...ツタンカーメンのミイラ調査開…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中