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エアライン客室乗務員に殴りかかり、かみつく...乗客が大暴れしてトルコ航空機が緊急着陸【現場動画】
Intoxicated Passenger Creates Ruckus On Flight, Punches Cabin Crew
GordZam-iStock
<酒に酔って騒ぎ、注意されたことに激高して客室乗務員に暴行を働く乗客の様子が撮影されていた。騒ぎを起こした男の正体はなんと...>
インドネシアの首都ジャカルタ行きの旅客機の中で、酒に酔った乗客が騒ぎを起こし、乗務員を殴ったり指を噛んだりして大暴れする事件が起きた。この時の様子は別の乗客によって撮影されており、最終的に旅客機はパイロットの判断で緊急着陸を余儀なくされた。
■【動画】客室乗務員に殴りかかって大暴れするターキッシュエアラインズの乗客
インドの英字紙「フリー・プレス・ジャーナル」によれば、騒動が起きたのは10月12日、イスタンブール発・ジャカルタ行きのターキッシュエアラインズの機内でのこと。問題を起こした乗客はムハマド・ジョン・ジェイズ・バウデウェイン(48)と判明したが、なんとこの男、タイの格安航空会社ライオンエアの子会社「バティックエア」に勤務するパイロットだった。
バウデウェインはジャカルタに向かう機内で酒に酔い、乗務員からフライト中はおとなしくしているよう促されたという。だがインディア・トゥデイ誌によれば、彼は注意されたことに激高し、客室乗務員の一人の指を噛むなどの暴挙に出たという。
ネット上で大きな注目を集めることとなった動画には、バウデウェインと複数の乗務員が互いを殴ったり蹴ったりする醜態が映っている。バウデウェインが、プラスチック製の拘束具のようなものを持っている乗務員を殴り、乗務員はキックでそれに応戦。事態をなんとか収拾しようと、ほかの乗務員たちが駆けつけている。
旅客機は北スマトラ州に緊急着陸
この騒動のために、11時間の予定だったフライトは9時間で切り上げられ、同機はインドネシアの北スマトラ州の州都メダンにあるクアラナム国際空港に緊急着陸した。スカルノ・ハッタ国際空港(ジャカルタ)の警察署長シギッド・ダニ・セティオノは地元メディアに対して、「問題の旅客機は、乗客1人が騒ぎを起こしたため、クアラナム国際空港への緊急着陸を余儀なくされた」と説明した。
ジャカルタ首都圏警察の広報担当者は、「ターキッシュエアラインズはクアラナム国際空港で、怪我を負ったインドネシア人の乗客1名を降ろした」と説明し、さらにこう続けた。「酒に酔っていた疑いがあるこのインドネシア市民は、現在クアラナム診療所で治療を受けている」
ライオンエアはバウデウェインが従業員であることを認めたが、バウデウェインの行動は同社の価値観を反映するものではないとも主張した。
今回の騒動が起きる数日前には、ニューヨーク行きの旅客機の機内で、女性の乗客が客室乗務員にものを投げつける騒動が起きていた。女性は膝の上に乗せていた犬を座席の下または前に移動させるよう求められたが、これに激怒して乗務員に食ってかかったということだ。