<大規模な署名運動をきっかけに、家畜の尊厳を搾取しない方針へと舵を切ったEU。畜産業者には激震が走っている>
食肉用家畜を狭いケージに入れ、劣悪な環境で育てる過密飼育。
倫理的問題に加え、過密環境に起因する病気、その予防や治療のための薬品使用は動物と消費者の健康への影響が大きい。
肉や乳製品の消費量が多い欧州では昨年6月、2027年までに飼育用ケージを撤廃する法案を欧州議会が可決した。発端には140万人もの署名運動があったという。
輸出用や大量生産用の家畜の飼育方法などにいまだ多くの課題が残るものの、市場は確実に動物の命と尊厳を搾取しない方向へ向かっている。
2026年7月7日号(6月30日発売)は「歴史で読み解く アメリカ建国250年」特集。
超大国の現在地と「トランプ後」の世界
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