エリザベス女王の「バービー人形」、シワひとつないモデル体型の姿に賛否の声
The Queen has been immortalised as a £94.99 Barbie doll.
— Rebecca English (@RE_DailyMail) April 20, 2022
She appears to have been made with Barbie's (in)famous model proportions, opposed to her own 5' 3''
But she's sporting her Royal Family Orders, miniature portraits of her father and grandfather, plus her wedding tiara pic.twitter.com/08uxrLVLsL
今回のバービー人形と、女王を「美化」したそのほかの表現を比較する声もあった。ラジオ番組司会者のトレイシー・ハントは、次のように投稿した。「この人形は、映画『クイーン(2006年)』でヘレン・ミレンが表現したエリザベス女王を思い起こさせる」
CBSニュースのキャスターであるジム・ドノバンもまた、今回のバービー人形と『クイーン』で女王を演じたミレン(彼女は同作品でアカデミー賞の主演女優賞を獲得した)の類似点を指摘し、次のように書いている。
「エリザベス女王が在位70周年を記念するプラチナ・ジュビリーを迎えるにあたって、歴代君主最長の在位を記念するバービー人形が発売される。この人形の顔が女王というより、女優のヘレン・ミレンに似ているように思うのは私だけだろうか。皆さんはどう思う?」
バービー人形のファンやコレクターは確実に、今回の人形を気に入るだろう(そもそもファンやコレクターを意識してつくられた人形だ)。発売に合わせて発表された声明には、「コレクションとしての価値を保つために、人形を箱に入れたまま保管したい人々のために、パッケージも人形の威厳と重要性を表すデザインになっている」と記されている。
声明はさらに、こう続けている。「パッケージはバッキンガム宮殿に着想を得たデザインで、宮殿内の『玉座の間』にある王座と赤いカーペットを思わせ、女王の即位70周年を記念する紋章のロゴとメダルがついている」
今年に入って既に複数の公務を欠席
6月にはロンドンで、プラチナ・ジュビリーを祝うさまざまな行事が予定されている。イベントには、軍事パレードの「軍旗分列行進式」やセントポール大聖堂での記念礼拝、バッキンガム宮殿での特別コンサートなどが含まれている。
しかし96歳のエリザベス女王はこのところ、健康上の問題や歩いて移動することが難しいなどの理由から、複数の公務を欠席しており、女王が全ての祝賀行事に参加できる健康状態を維持できているかどうかには、懸念の声もある。
女王は今年に入って既に、毎年恒例の重要な公務を何度も欠席している。3月14日にウェストミンスター寺院で行われた英連邦記念日の礼拝、4月17日にウィンザー城内の聖ジョージ礼拝堂で行われたイースターの礼拝などだ。2月にはウィンザー城での公務の際に、調子はどうかという質問に対して「ご覧のとおり、動けないの」と答えている。
エリザベス女王は21日に96歳の誕生日を迎え、当日はイングランドのノーフォーク州にある別邸でゆっくり過ごしたという。ここは夫である故フィリップ殿下が、公務引退語に多くの時間を過ごした場所でもある。