最新記事

トラベル

5日間のタイ旅行で感じた今会社員が海外旅行に行くハードル パンデミック下でも行けなくないけど

2022年4月23日(土)11時00分
橋賀秀紀(トラベルジャーナリスト) *東洋経済オンラインからの転載

タイ・スワンナプーム国際空港の到着ロビー

到着ロビーには無秩序に並べられたホテルのボードがあった(筆者撮影)

タイ・スワンナプーム国際空港での到着客の確認だが、到着ロビーに出た瞬間、かつてとは異なる光景が展開していた。無秩序にホテル名が書かれた大きなボードが5つある。とにかくボードを端から端まで探すが筆者の宿泊するホテルの名はない。

諦めて近くにいたスタッフに声をかけると、左手のカウンターに行けという。そこでは、数名の係員が紙のリストと照合し、来た人の名前にマーカーを引いている。はたしてこれで大丈夫なのだろうか......。ともかく、パスポートとホテルの予約確認書を見せ、スマホで顔写真をとられた。

やり方はともかく、時間はかからない。ドアオープンからわずか32分で空港から乗り合いのワゴンに乗り込む。同じホテルに宿泊するジョージア在住のイギリス人の若者と2人で同乗だ。

空港からホテルに向かう途中で病院へ

空港からバンコク中心部のホテルに向かう途中で病院に寄る。ワゴン車内で待機していると、5日目に自分で行う抗原検査のキット(5日間以内に出国する場合は不要)を渡された後、防護服姿の女性がPCR検査に来て、綿棒を鼻に突っ込まれる。

旅行者をPCR検査会場まで送迎するワゴン車

空港に到着した旅行者は全員ワゴンでPCR検査会場まで送迎される(筆者撮影)

結局部屋に到着したのは、飛行機のドアオープンから1時間30分後だった。これから検査結果が出るまで部屋からは一歩も出られない。食事は、部屋前の椅子にフライドライスが置かれ、ピックアップする要領だ。

筆者の宿泊した部屋は目の前が壁で遮られており、検査結果がでるまでの間、刑務所にいる気分となった。待機用のホテルを選ぶ人には、チャオプラヤー川沿いや高層など、眺めのよいホテルを強くすすめたい。

検査から約9時間後の翌朝10時に検査所から電話があった。「ユーアーネガティブ(あなたは陰性です)」。ネガティブということばがこれほどポジティブに聞こえた経験はない。ホテルを出てまず向かったのが、PCR検査である。中3日の旅行だと、入国してすぐに日本帰国用の検査をしなくてはならないのだ。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米国防総省、パランティアのAIを指揮統制システムに

ビジネス

米ユナイテッド航空 、秋まで運航便5%削減 中東情

ワールド

米政府、輸送中のイラン産原油売却を容認 30日間の

ワールド

米、イラン戦争の目標達成に近づく=トランプ氏
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公開...母としての素顔に反響
  • 2
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラリアの「NVES規制」をトヨタが切り抜けられた理由
  • 3
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 4
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 5
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    将来のアルツハイマー病を予言する「4種の先行疾患」…
  • 9
    「嘘でしょ!」空港で「まさかの持ち物」を武器と勘…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 6
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 7
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 8
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 …
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 9
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中