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2021年JC・JK流行語大賞を総括する──「第4次韓流ブーム」と「推し活」という2つのキーワード

2021年12月22日(水)14時04分
廣瀨涼(ニッセイ基礎研究所)
ソウルのBTSグッズカフェ

BTSファンのカフェオーナー、BTSグッズのほこりを払う Heo Ran-REUTERS

<2021年に全国の女子中高生の中で流行った流行語から若者のトレンドを読み解く>

*この記事は、ニッセイ基礎研究所レポート(2021年12月15日付)からの転載です。

1──2021年JC・JK流行語大賞発表

2021年11月29日株式会社AMFは、2021年下半期に全国の女子中高生内で流行したトレンドから「2021年の流行語大賞」1を発表した。若者の間で今年何が流行したのか、そして今後何がトレンドとなっていくのか総括・展望する上で筆者自身も毎年参考にしているランキングである。発表されている部門は「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門で、それぞれランキング形式で5位まで発表されている。本レポートでは筆者の専門である消費文化論の視点から今回のランキングから見えてきた2つのキーワードについて考察する。

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2──キーワード1「韓国」

表1は、本年度のJC・JK流行語大賞の各部門のランキングである。どれも中高生内で流行した"今"ホットな言葉である。目にしたことや聞いたことのあるワードは見つかっただろうか2。筆者は、このランキングから「韓国」と「推し活」という大きく2つのキーワードを見出した。いずれも今の若者の消費文化を語る上で欠かせないワードである。

まずキーワード1「韓国」について論じる。現在、特に若年層の間で「第4次韓流ブーム」が起きている。そもそも「韓流」とは何なんだろうか。1970年代後半の韓国演歌ブームや、1988年のソウルオリンピック、2002年の日韓サッカーワールドカップ開催年など、韓国そのものが注目されたことは過去何度もあったが、当時は「韓流」という言葉は日本では存在・定着していなかった。というのも、韓流という概念は、韓国の文化観光部によって提唱されたと言われており、1997年前後に生まれた韓国ドラマ、映画など韓国の大衆文化が人気を集めるようになった現象を意味していたからである3。1999年韓国では、文化産業振興基本法が制定され、文化産業事業の振興や海外輸出のために助成が行われたことでK-POPやドラマなどのコンテンツ産業が活気づくこととなる4。日本では地方局、BS・CS放送局、増加や日本のテレビドラマの価格上昇、香港映画の衰退などを背景に、韓国の大衆文化が輸入されるようになり、人気が高まった。そして、日本でもこのブームに対して既に台湾や香港で使われていた「韓流」という言葉が用いられるようになったのである。

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1 JC・JK流行語大賞2021を発表「きまZ」「ガルプラ」「渡韓ごっこ」がランクイン! 2021/11/29
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000019.000017469.html

2 各語の詳しい意味に関しては株式会社AMFの発表したプレスリリースを参照されたい

3 朴 倧玄(2012)「深韓流 -韓流の語源と韓流文化の考察-」深韓流からみた韓国事情 第 12 回 東アジアへの視点 : 北九州発アジア情報 23(3), 55-66, 国際東アジア研究センター.
http://shiten.agi.or.jp/shiten/201209/shiten201209_55-66.pdf

4 KDDI総研R&A「「韓流」にみる韓国のコンテンツ振興政策」2005/02
https://rp.kddi-research.jp/download/report/RA2005011

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