最新記事

英王室

英ウィリアム王子が創設した環境問題対策の「アースショット賞」、ミラノ市などが受賞

2021年10月18日(月)18時36分
英ウィリアム王子夫妻

地球環境問題への取り組みを表彰するために英ウィリアム王子が創設した「アースショット賞」の受賞者が17日発表され、ミラノ市やコスタリカなどが選ばれた。写真はロンドンで17日撮影(2021年 ロイター/HENRY NICHOLLS)

地球環境問題への取り組みを表彰するために英ウィリアム王子が創設した「アースショット賞」の受賞者が17日発表され、ミラノ市やコスタリカなどが選ばれた。

同賞は新技術や政策を通じて環境問題への解決策を探求する目的で創設。5部門の受賞者にはそれぞれ100万ポンド(137万ドル)の賞金が授与される。

ミラノは、食品を再利用して困窮者に分配する廃棄食品回収システムを考案し、「ゴミの出ない世界を作る」部門で受賞。また、コスタリカは植樹や生態系再生で市民に手当を支払うプログラムにより「自然を保護し回復する」部門で受賞した。

ウィリアム王子は、ロンドンで行われたイベントに寄せたビデオメッセージで、「われわれは人類史上最も重要な時代に生きている。今後10年間にわれわれが行うか行わないかを選択する行動は、今後1000年の地球の運命を決定する」と述べた。

王子は、世界の指導者が気候変動危機に真剣に取り組んでいないと批判。エリザベス女王も、世界の指導者は気候変動について話し合うばかりで、地球温暖化対策につながる行動を起こしていないといら立ちを示している。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2021トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

焦点:「ドルサイクル」転換の年に、トランプ氏復帰で

ビジネス

アングル:中国の小規模銀行再編、健全化の道遠く 統

ビジネス

日本生命、医療データ分析のMDVにTOB 1株16

ビジネス

焦点:問われるFRBの独立性、理事解任訴訟 最高裁
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の展望。本当にトンネルは抜けたのか?
  • 2
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジアの宝石」の終焉
  • 3
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 4
    極限の筋力をつくる2つの技術とは?...真の力は「前…
  • 5
    南京事件を描いた映画「南京写真館」を皮肉るスラン…
  • 6
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 7
    トランプが日中の「喧嘩」に口を挟まないもっともな…
  • 8
    大成功の東京デフリンピックが、日本人をこう変えた
  • 9
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 10
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出を睨み建設急ピッチ
  • 3
    デンマーク国防情報局、初めて米国を「安全保障上の脅威」と明記
  • 4
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    【クイズ】「100名の最も偉大な英国人」に唯一選ばれ…
  • 7
    中国軍機の「レーダー照射」は敵対的と、元イタリア…
  • 8
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 9
    人手不足で広がり始めた、非正規から正規雇用へのキ…
  • 10
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中