最新記事

アメリカ社会

防犯カメラが捉えた「あわや」の瞬間 深夜帰宅の女性を狙う、猛スピードの男

2021年10月13日(水)19時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
ニューヨーク市ブロンクス区の犯罪

「あわや」のタイミング。急いでドアを閉める女性と、猛スピードで迫る男(9月23日) Eyewitness News ABC7NY-YouTube

<深夜のアパートで起きた「危機一髪」の恐怖映像が話題に>

9月23日午前2時頃、ブロンクス区のアパートで発生した事件の「あわや」の瞬間を捉えた防犯カメラの映像が、ネット上で話題となっている。

動画では、アパートに帰宅した50歳の女性がドアの鍵を開けようとしている姿が確認できる。後をつけられている気配を感じた女性が急いで部屋に入るのとほぼ同時に、廊下の角から白いタンクトップ姿の男が現れ、猛スピードで女性の部屋を目指して走ってきた。

女性は間一髪のところで事なきを得たが、なおも男はドアノブを回したり、女性に話し掛けようと試みる。その後、少しすると男は諦めて去っていった。

ニューヨーク市警(NYPD)は現在、身元不明の男の居場所を特定するため、市民の協力を求めている。

地下鉄駅で突き飛ばしも

ニューヨーク市警のデータベースによると、2021年に入ってからこれまでに、市全体で8914件の強盗に関する通報を受けているという。そのうち、1610件がブロンクス区で報告された。

また、9月6日から10月3日の約1カ月の間に1076件の空き巣が報告された。190件はブロンクス区でのものだ。

今回の事件は、ニューヨーク市警が行っている数ある捜査の一つに過ぎない。

4日の朝には、地下鉄タイムズスクエア駅のホームで女性が突き飛ばされる事件が発生。被害者は走る列車の側面に顔をぶつけ、ホームへと倒れ込み、顔と足に大けがを負った。

この事件の容疑者は、ニューヨーク市警が公開した映像がヒントとなって、すでに逮捕されている。29歳の女だった。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

英製造業PMI、3月は23年10月以来の低水準 新

ビジネス

仏製造業PMI、3月改定48.5に上昇 見通し厳し

ビジネス

欧州株STOXX600の予想引き下げ、米関税で=ゴ

ビジネス

再送-インタビュー:トランプ関税で荷動きに懸念、荷
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 4
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 7
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 8
    3500年前の粘土板の「くさび形文字」を解読...「意外…
  • 9
    メーガン妃のパスタ料理が賛否両論...「イタリアのお…
  • 10
    なぜ「猛毒の魚」を大量に...アメリカ先住民がトゲの…
  • 1
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き詰った「時代遅れ企業」の行く末は?【アニメで解説】
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 3
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山ダムから有毒の水が流出...惨状伝える映像
  • 4
    【独占】テスラ株急落で大口投資家が本誌に激白「取…
  • 5
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 6
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 7
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 10
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中