最新記事

英王室

メーガンとハリーは「イギリス社会ののけ者」に、人気急上昇は末っ子のエドワード王子

Prince Harry and Meghan Markle Only Royals to See Approval Rating Fall, New Survey Finds

2021年4月28日(水)18時24分
カーリー・メイベリー
ヘンリー王子夫妻の絵葉書

売れ残り決定?(バッキンガム宮殿近くの土産物屋)Henry Nicholls-REUTERS

<メーガン元妃の爆弾発言やフィリップ殿下の逝去を経て、英王室メンバー全員の好感度が上昇。例外は王室を裏切ったメーガンとハリー>

イギリス国民の間で、ヘンリー(ハリー)元王子とメーガン元妃の人気が下落している。

調査会社ユーガブによる英王室メンバーの最新の好感度調査によれば、英王室メンバーのほぼ全員が3月中旬の前回調査より好感度が上昇したが、ヘンリーとメーガン夫妻だけが下がった。

ユーガブは、イギリスに本社を置く国際的なインターネットベースの市場調査およびデータ分析会社で、定期的に王室メンバーの好感度調査を行っている。

ユーガブの4月の調査では、王族のなかで好感度がアップしなかったのはヘンリーとメーガンだけ。今回の調査では、40%がヘンリーに好感を抱き、約50%が嫌っているという結果になった。3月の調査では、ヘンリーを嫌いと答えたのは回答者の45%だった。

メーガンのほうは、好きと答えた回答者は10人に3人(29%)で、5人に3人(61%)が嫌いと答えた。前回は好きが31%、嫌いが58%だったので、好感度が少し下がったといえる。

「当然の結果だ」と、言うのは、レピュテーション・マネジメント・コンサルタント社のエリック・シファー会長。同社はアメリカに拠点を置くコンサルティング会社で、ブランドや主要な有名人、音楽、スポーツ選手などにイメージアップ戦略を提供している。

王室の名誉を汚した

シファーは、ヘンリーとメーガンは「イギリス社会ののけ者」になったとまで言った。

「夫妻はイギリスを裏切り、伝統と歴史に対する配慮もなく、王室と縁を切って逃げ出すとう決断を下し、王室と女王の名誉を汚した。イギリス国民は腹を立てている」

他の王室メンバーに関する調査では、女王の末っ子(ウィリアムとハリーのおじ)であまり表に出ないエドワード王子の好感度が最も大幅にアップしており、前回の41%から54%に上昇した。王子に対する否定的な回答は、26%から19%に減少した。

エドワード王子(ウェセックス伯爵)、亡き父、フィリップ殿下を語る


チャールズ皇太子の好感度も9ポイント増加し、回答者の58%が彼に肯定的な感情を抱いていることがわかった。今回の調査で、チャールズを嫌いだと答えた回答者は33%で、こちらも9ポイント減少した。

同様に、チャールズの妹であるアン王女に対する評価も改善した。今回の調査では、回答者の70%がアン王女に好意をいだいていると答えており、前回よりも6ポイントのアップになった。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドルおおむね下落、米景気懸念とFRB

ビジネス

ステーブルコイン普及で自然利子率低下、政策金利に下

ビジネス

米国株式市場=ナスダック下落、与野党協議進展の報で

ビジネス

政策不確実性が最大の懸念、中銀独立やデータ欠如にも
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2人の若者...最悪の勘違いと、残酷すぎた結末
  • 3
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統領にキスを迫る男性を捉えた「衝撃映像」に広がる波紋
  • 4
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    なぜユダヤ系住民の約半数まで、マムダニ氏を支持し…
  • 7
    【銘柄】元・東芝のキオクシアHD...生成AIで急上昇し…
  • 8
    長時間フライトでこれは地獄...前に座る女性の「あり…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 7
    だまされやすい詐欺メールTOP3を専門家が解説
  • 8
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 9
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 10
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になり…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中