最新記事

パンデミック

新型コロナウイルスをめぐる各国の最新状況まとめ(20日現在)

2020年4月20日(月)18時40分

REUTERS

■ M&Aにもコロナショック、前週は10億ドル超の案件がゼロに

金融情報サービスのリフィニティブのデータによると、10億ドルを超える規模のM&A(合併・買収)が、前週は世界で1件も発表されなかった。「メガディール」が週を通じてゼロだったのは2004年9月以来となる。新型コロナウイルスが経済に及ぼす影響が改めて示された。

■アルゼンチン債務再編案、債権者委員会が拒否

アルゼンチン債を保有する外国人投資家で構成するアルゼンチン債権者委員会(ACC)は、同国政府が提案した債務再編案の受け入れを拒否し、同国政府との本格的な交渉を求めた。

■シンガポール、新型コロナ感染者が急増 外国人労働者間が主因との見方

シンガポール保健当局は20日、新たな新型コロナウイルス感染者が1426人確認されたと発表した。1日の増加数としてはこれまでで最多。寮に暮らす外国人労働者間での感染が主因という。

■インドネシアFDI、第1四半期は前年比9.2%減 投資に遅れも

インドネシア投資調整庁は20日、第1・四半期の海外直接投資(FDI)が過去5四半期で最大の落ち込みになったと発表、新型コロナウイルスの流行で投資に遅れが生じる可能性があるとの見通しを示した。

■コロナ規制緩和の韓国、会社出勤再開 公園や商業施設にぎわう

新型コロナウイルスの感染防止に向けた規制が緩和された韓国では、企業がオフィス勤務を再開し、商業施設などににぎわいが戻った。

■フィリップス、今年の決算予想を撤回 第1・四半期は33%減益

オランダの医療機器・ヘルスケア大手フィリップスは20日、2020年の業績予想を撤回すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で第1・四半期業績が大きく打撃を受けた上、第2・四半期は一段の悪化が見込まれるとしている。

■新型コロナウイルス、世界の感染者238万人超・死者16.5万人に迫る

ロイターの集計によると、新型コロナウイルスの感染者は世界全体で238万人を超え、死者は16万4918人となった。

■中国の電力消費、4月上旬は回復 封鎖措置緩和で

中国国家発展改革委員会は20日、4月上旬の電力消費が前年同期比で拡大したことを明らかにした。

■ニュージーランド、27日に新型コロナの警戒レベル下げ封鎖緩和へ

ニュージーランドのアーダーン首相は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため前月下旬から実施しているロックダウン(都市封鎖)を来週、緩和すると発表した。

■ノバルティス、新型コロナで抗マラリア薬の臨床試験 米当局と合意

スイス製薬大手ノバルティスは20日、新型コロナウイルス感染症の治療薬として有望視されている同社の抗マラリア薬ヒドロキシクロロキンの無作為化臨床試験を440人の入院患者に対して行うことで米当局と合意したと発表した。

■中国の歳入、3月は前年比26.1%減 新型コロナ流行受け

中国財政省の当局者は20日、中国の3月歳入が前年同月比26.1%減少したと明らかにした。新型コロナウイルス流行が経済に打撃を与える中、前月に続きマイナスとなった。

■新型コロナ対策、1.5兆ユーロが必要になる可能性=EU委員

欧州委員会のジェンティローニ委員(経済担当)は独シュピーゲル誌に対し、1兆5000億ユーロ(1兆6300億ドル)規模の新型コロナウイルス対策が必要になる可能性があるとの認識を示した。

■英女王、誕生日の祝賀と礼砲の中止を要請=王室筋

エリザベス英女王は、4月21日に迎える94歳の誕生日について、特別な祝賀を行わないよう要請したという。また、国家が新型コロナウイルスと戦っている時期にはふさわしくないとして、誕生日に礼砲を撃たないよう求めた。


【関連記事】
・コロナ抗議デモ拡大、トランプが反抗をけしかけ「ミシガンを解放せよ」
・東京都、新型コロナウイルス新規感染102人確認 都内合計3184人に
・英オックスフォード大チームが新型コロナワクチン生産へ「9月までに100万回分のワクチン準備」
・シンガポール、新型コロナ感染1日で1426人と急増 寮住まいの外国人労働者間で拡大

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

原油先物、週間で4カ月半ぶり下落率に トランプ関税

ビジネス

クシュタール、米当局の買収承認得るための道筋をセブ

ビジネス

アングル:全米で広がる反マスク行動 「#テスラたた

ワールド

トルコ中銀が2.5%利下げ、インフレ鈍化で 先行き
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
特集:進化し続ける天才ピアニスト 角野隼斗
2025年3月11日号(3/ 4発売)

ジャンルと時空を超えて世界を熱狂させる新時代ピアニストの「軌跡」を追う

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない、コメ不足の本当の原因とは?
  • 3
    113年間、科学者とネコ好きを悩ませた「茶トラ猫の謎」が最新研究で明らかに
  • 4
    一世帯5000ドルの「DOGE還付金」は金持ち優遇? 年…
  • 5
    強まる警戒感、アメリカ経済「急失速」の正しい読み…
  • 6
    著名投資家ウォーレン・バフェット、関税は「戦争行…
  • 7
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 8
    定住人口ベースでは分からない、東京23区のリアルな…
  • 9
    テスラ大炎上...戻らぬオーナー「悲劇の理由」
  • 10
    34年の下積みの末、アカデミー賞にも...「ハリウッド…
  • 1
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 2
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 3
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天才技術者たちの身元を暴露する「Doxxing」が始まった
  • 4
    アメリカで牛肉さらに値上がりか...原因はトランプ政…
  • 5
    ニンジンが糖尿病の「予防と治療」に効果ある可能性…
  • 6
    「浅い」主張ばかり...伊藤詩織の映画『Black Box Di…
  • 7
    イーロン・マスクの急所を突け!最大ダメージを与え…
  • 8
    「コメが消えた」の大間違い...「買い占め」ではない…
  • 9
    「絶対に太る!」7つの食事習慣、 なぜダイエットに…
  • 10
    ボブ・ディランは不潔で嫌な奴、シャラメの演技は笑…
  • 1
    テスラ離れが急加速...世界中のオーナーが「見限る」ワケ
  • 2
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 3
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 9
    細胞を若返らせるカギが発見される...日本の研究チー…
  • 10
    イーロン・マスクへの反発から、DOGEで働く匿名の天…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中