ニューヨークを救いに来た米病院船とは?
Everything to Know About the USNS Comfort, Docked In COVID-19-Stricken NYC
2001年9月11日のニューヨーク市でのテロの後、コンフォートはピア92に停泊し、緊急隊員を支援した。ただし医療施設としてではなく、救急隊員の食事や睡眠し、シャワーのための場所として運用された。また衣服の支給や、カウンセリングのサービス、警察やその他グラウンドゼロで働く人々の軽傷や病気の治療にもあたった。
またコンフォートは、メキシコ湾岸地域に甚大な被害をもたらした2005年のハリケーン・カトリーナとハリケーン・リタなど、全国各地の災害後の支援に何度も派遣されている。実は現在のコンフォートは二代目で、同名の初代病院船は1918年のスペイン風邪(インフルエンザ)の大流行の際に、今回と同じ役目を果たした。初代コンフォートとマーシーはニューヨーク市に一時的に停泊し、病院に収容できない患者を受け入れた。
2020年3月31日号(3月24日発売)は「0歳からの教育 みんなで子育て」特集。赤ちゃんの心と体を育てる祖父母の育児参加/日韓中「孫育て」比較/おすすめの絵本とおもちゃ......。「『コロナ経済危機』に備えよ」など新型コロナウイルス関連記事も多数掲載。