女性が経済的に不利なのは、お金の話を語ることがタブーだから
The Last Taboo
家庭以外では、学校などで個人の資産管理について教えるのもいい。ジェンダーや肌の色の違いによる報酬格差の実態について、もっと透明性を高めるよう求める必要もある。
自分の価値観に合った企業の製品を買い、その企業に投資するのもいい。経営陣の価値観が現代社会にふさわしく、娘(や息子)を働かせたいと思う会社を選ぼう。そして有給の育児休暇を制度化させよう。
お金が全てではないが、お金は無視できない。お金は権力の源だ。なのに私たちは(親としてもメディアとしても)無意識のうちに、女児にはお金にまつわる無力感を植え付け、男児にはお金を稼げと圧力をかけ、ストレスを与えてきた。
本当に自分の娘たちを啓発しようと思うなら、力づけたいと思うなら、お金の話を避けて通れない。お金の話に目を塞いではいけない。そういう自覚を持って、いざ行動を起こそう。
<本誌2019年9月10日号掲載>
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※9月10日号(9月3日発売)は、「プーチン2020」特集。領土問題で日本をあしらうプーチン。来年に迫った米大統領選にも「アジトプロップ」作戦を仕掛けようとしている。「プーチン永久政権」の次なる標的と世界戦略は? プーチンvs.アメリカの最前線を追う。
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