韓国で日本のハイブリッド車がシェアを拡大させている理由とは
2019年5月27日(月)17時00分
さらに電気自動車が1回の充電で走行できる距離は常温が基準である。韓国は首都圏など冬の気温が氷点下になる地域が多く、冬季の走行可能距離は大幅に短くなる。また、充電スタンドの97%が、屋根がなく風雨に晒されている。故障リスクに加えて、自然災害発生時には感電などの懸念もある。
電気自動車市場が拡大している主な要因は、環境問題に反応する消費者が増えたことだが、一方、充電に不安を持つ消費者はハイブリッド車を選択する。ハイブリッド技術は日本車が最高水準という認識が定着しており、日本車の需要はまだまだ増えると業界関係者は予測する。
EUを筆頭に世界の潮流は電気自動車で、輸出企業の現代自動車や起亜自動車に加えて、SKなども電気自動車用バッテリーの開発を強化するなか、お膝元の韓国で、インフラ整備の立ち遅れが普及にブレーキをかけ、ハイブリッド技術で先行する日本車の拡大につながっている。
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着