ダーウィン進化論で考える地球外生命体の姿とは?
2017年11月8日(水)17時45分
この研究プロジェクトでは、地球以外での天体でも同様の遷移が種の複雑性につながっているとし、地球上の生物に似た進化をもたらしていると推測。
プロジェクトメンバーであるオックスフォード大学のサミュエル・レヴィン研究員は、「地球外生命体も、ヒトと同様、生物学的実体が階層化され、生体の各階層には、対立を緩和し、調和を保ち、生体が機能し続けられるようなメカニズムが備わっている可能性がある。進化論をベースとするアプローチによれば、そのメカニズムがどのようなものであるかも、例示することができるだろう。」と述べている。
銀河系だけで生命可能領域にある惑星が数十億規模
すでに、地球以外にも、生命が居住可能な惑星は、いくつか発見されている。たとえば、アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「ケプラー」は、2017年6月、生命が居住可能とみられる地球と似た大きさの惑星を新たに10個発見。銀河系だけで生命可能領域にある惑星が数十億規模にのぼるとの試算もある。この研究論文は、まだ見ぬ地球外生命体の謎に迫る新たなアプローチとして有益なものといえるだろう。
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