最新記事

ネット

ロボットはネット通販を支える配送センターに革命をもたらすか

2016年10月20日(木)06時00分
ケイト・ローレンス CATE LAWRENCE ReadWrite[日本版]編集部


倉庫のロボット化といえば...... アマゾンの商品配送センターでもロボットが活躍。なぜかこの手のロボットは顔つきが悪い。

ロボットは人から仕事を奪うのか?

 そして、ロボットが人から仕事を奪うかどうかについても尋ねてみた。エラザリー氏は、これまで手がけた数多くの工場の経験から、ピーク期、長期的な雇用の両方において、人手が顕著に不足すると説明する。

 たとえば、オフィスサプライの最大手の一社 LD Productの場合、これまでマニュアルでおこなっていたことを自動化し、人員不足および季節による業務の波を乗り切りつつ、ビジネスを拡大している。

 倉庫を取り巻く環境は、多くの人にとって課題の多い厳しいものだ。特に、誰も住みたがらないような僻地に倉庫がある場合はことさらだろう。逆に言うと、ロボットは倉庫の従業員の人生の向上に役だっているといえる。数年前、"The Life and Death of an Amazon Warehouse Temp"を読んで悲惨な気分になったのは私一人ではないだろう。

 エラザリー氏はロボットを導入したところからは、いい反応が返ってきているという。これ以上、その仕事をやらなくてもよくなるからだ。倉庫といえば、多くの人が働いていると思われがちだが、実際はそんなことなく、たいていはギリギリの人数で回している。また、ピッカーは体力的にきつい仕事でもある。ある企業などは、従業員がきちんと出勤するよう、一日のはじめにくじ引きをおこなっているところもあるくらいだ。

 inViaのシステムは、農業なども含め他の分野の産業でも多くの応用ができる。製造業やスーパーの倉庫、デパートにロボットが入ることで、従業員は機械でもできるピッキングではなく、顧客の応対など売上に繋がるところに顔を出すことができるようになる。

 inViaが創りだしたロボットたちは、倉庫の従業員にさまざまな変化を突きつけることになるだろう。

footerlogo.png
ReadWrite[日本版]編集部

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米財務長官、次期FRB議長人選巡りトランプ氏と時間

ビジネス

FRBが金利据え置き、反対2票 利下げ再開時期の手

ワールド

ドイツ銀、資金洗浄疑いで家宅捜索 外国企業との取引

ワールド

米国務長官「イラン政府これまでになく弱体化」、デモ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 3
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに...宇宙船で一体何が?
  • 4
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 5
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 6
    パキスタン戦闘機「JF17」に輸出交渉が相次ぐ? 200…
  • 7
    人民解放軍を弱体化させてでも...習近平が軍幹部を立…
  • 8
    またTACOった...トランプのグリーンランド武力併合案…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    筋トレ最強の全身運動「アニマルドリル」とは?...「…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡張に新たな対抗手段
  • 4
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 5
    データが示す、中国の「絶望的な」人口動態...現実味…
  • 6
    ラブロフ、グリーンランドは‌デンマーク​の「自然な…
  • 7
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 10
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中