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ナノセンサーは人類に大きな成果をもたらす? 脳と機械を接続する「スマートダスト」

2016年9月4日(日)14時35分
ケイト・ローレンス ReadWrite[日本版]編集部



スマートダストと知覚集合、そして OpenWSN(ワイヤレスメッシュネットワークのためのオープンソースのプロトコル)

 2003年に遡るが、研究者たちは光から振動まで検知できる極小のワイヤレスセンサー(MEMS)としてスマートダストの応用に取り組んでいた。商業向け用途として考えられていたときは、都市の渋滞地点での交通センサーや家庭の電化製品が効率的に動いていることをモニターする電力消費センサーとしての研究が進められていたが、科学の進歩によりスマートダストはよくあるセンサー技術の応用から「組み込み型ウェアラブルデバイス」としての道を歩み出す。

 これに関連して、神経科学者であるジョセ・カルメナ氏は次のように言う。

「いまやセンサーは末端神経系に使えるできるほど小さくなっており、膀胱のコントロールや食欲の抑制などに利用することが考えられる。脳内や中央神経系に使える50ミクロンにまで小さくするほど技術は進んでいないが、臨床的に証明されれば、ニューラルダストは現在のワイヤ付き電極に取って代わるものとなり、一度脳に埋め込んでしまえばそれで済むようになる」

 同チームはデバイスのさらなる小型化やより生体適合性に優れた素材、超音波の送受信に使われるトランシーバの改良に取り組んでおり、さらには無線誘導技術を使って音波を個々のダストに集中させることを狙っている。現在、彼らはそれをラットに取り付け、埋め込まれたダストからのデータを記録するためのバックパックを開発しているところだ。

化学物質を検知できるセンサーも

 彼らはスマートダストを使い、酸素やホルモンレベルの非電気信号を検知する能力を拡大するという試みにも取り組んでいる。

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