最新記事

人工知能

Airbnbは、どのように人工知能を活用しているのか?

2016年9月13日(火)17時03分
Team Nelco (Nissho Electronics USA)

Uberもデータ活用を積極的に行う

 UberはAirbnbと同様に、シェアリングエコノミーを代表する企業です。評価額は、620億ドル(約6兆6000億円)にまで達しています。 日本では法規制の問題で利用が難しいため、実際にどのようなサービスを提供されているかがあまり知られていないかもしれません。Uberは、ただ白タクと乗客のマッチングを行っているのではなく、テクノロジー企業です。 需給バランスに応じて価格がリアルタイムで変わるシステムや、出発地点と行き先が近い人同士を相乗りさせることで格安で移動できるUber Pool(ウーバープール)、高度なアルゴリズムを用いて正確な到着時刻予測を行ったり、Uberの運行状況をリアルタイムでビジュアライズ化するなど、テクノロジーをフル活用しています。Uberについては、後日詳しくご紹介したいと思います。

uber.jpg

サンフランシスコのUberの運行状況のビジュアライズ

 2016年1月には、サンフランシスコのタクシー会社が破産するというニュースも報じられました。これも、あまりに多くの人がUberと競合のLyftを使うため、タクシー会社の競争環境が悪化したためです。
参考: Uber Engineering Blog

全ての企業はIT企業に

 AirbnbもUberも、一見すると高度なテクノロジーとは無縁のように思えます。しかし実態はIT企業です。もちろん、美しいアプリや、Webサイトを提供していますが、ビッグデータ解析や人工知能の活用の部分に注目すべきです。つまり、ユーザーからは直接見えない部分で、テクノロジーが活用されており、サービスの品質を向上させています。

 弊社の記事、「デジタルワールド」となる未来に向かって「破壊的イノベーション」をでご紹介したように、全ての企業がIT企業になり、テクノロジーをどう活用するかが、企業の運命を左右するようになります。

 自分たちをIT企業と捉えることができるかどうかが、大きな分かれ目になるでしょう。自分たちのビジネスはテクノロジーとは無縁、難しいことはよく分からないと考えて、時代遅れになるか、いち早く転換できるかが、大きな分かれ道になります。

※当記事は「Nissho Electronics USA」からの転載記事です。

今、あなたにオススメ

関連ワード

ニュース速報

ワールド

トランプ氏、イランへの限定攻撃「検討している」

ワールド

トランプ大統領、3月31日─4月2日に訪中=ホワイ

ワールド

ECB総裁後任巡る報道は「憶測」、時期来れば積極関

ビジネス

米新築住宅販売、12月は1.7%減 建設中在庫は約
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由...「落葉帰根」派も「落地生根」派も
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 5
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 6
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 7
    ディープフェイクを超えた「AI汚染」の脅威──中国発…
  • 8
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 9
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 10
    生き返ったワグネルの「影」、NATO内部に浸透か
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 3
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」でソフトウェア株総崩れの中、投資マネーの新潮流は?
  • 4
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 5
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 6
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 7
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 8
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 9
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 10
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中