最新記事

英王室

「50歳」のダイアナ

ダボス会議の会場からiPhoneでツイート──50歳を迎えてもダイアナは最先端のプリンセスだったに違いない

2011年6月30日(木)11時13分
ティナ・ブラウン(ニューズウィーク米国版編集長)

再婚は最低2回? ダイアナをよく知る本誌米国版編集長が、50歳になったダイアナの人生を大胆に再構成 Reuters

 パリのトンネルで起きたあの衝突事故から9年がたった2006年。私はイギリスのノーサンプトンシャー州を訪ね、故ダイアナ元妃の実家でもあるスペンサー家の邸宅「オルソープ・ハウス」で開かれたパーティーに出席した。

 主催者はミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領とタトラー誌。ゴルバチョフの亡き妻ライサが設立した財団の資金パーティーだ。集まったのはロンドンのファッション界と社交界とメディアを代表する顔触れで、ダイアナの周りにいた人々でもある。

 もしダイアナもいたら、鮮やかなブロンドが夜空にまばゆく映えていたことだろう。彼女はゴルビーの隣に座り、体を寄せてライサの思い出話を聞きながら、青い瞳で彼をじっと見詰めて手を握る。ゴルビーの頭のあざもさぞ紅潮しただろう。

 ダイアナが生きていたら、この7月1日で50歳になる。...本文続く

──ここから先は6月29日発売の『ニューズウィーク日本版』 2011年7月6日号をご覧ください。
<デジタル版マガストアでのご購入はこちら
<デジタル版Fujisan.co.jpでのご購入はこちら
<定期購読のお申し込みはこちら
 または書店、駅売店にてお求めください

今週のカバー特集は、「弾圧大国 中国の闇」
■著名な芸術家で反体制活動家の艾未未(アイ・ウェイウェイ)が11週間ぶりに釈放されたが、目に恐怖の色を浮かべ、当局に止められているからと多くを語らず、別人のようだった。天安門事件以来過酷な弾圧を行う中国共産党と「収容所国家」の知られざる実態について、北京支局長のメリンダ・リウがリポートします。
胡錦濤の保身が生む「弾圧の季節」
■中国とリビアの悩ましい関係

他にも
■激動の上半期を総チェック
日本の震災からビンラディン殺害、ウィリアム王子の結婚まで、今年前半の事件を総ざらい
■ママ、僕は本当に躁鬱病なの?
科学的根拠の乏しい治療や投薬が症状を悪化させることも
■殺し屋クルーニーにあげたい残念賞、ほか
<最新号の目次はこちら

[2011年7月 6日号掲載]

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、加・メキシコ首脳と貿易巡り会談 W杯抽

ワールド

プーチン氏と米特使の会談「真に友好的」=ロシア大統

ビジネス

ネットフリックス、ワーナー資産買収で合意 720億

ビジネス

米国株式市場=小幅高、利下げ期待で ネトフリの買収
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」が追いつかなくなっている状態とは?
  • 2
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い国」はどこ?
  • 3
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺るがす「ブラックウィドウ」とは?
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「ボタン閉めろ...」元モデルの「密着レギンス×前開…
  • 6
    左手にゴルフクラブを握ったまま、茂みに向かって...…
  • 7
    主食は「放射能」...チェルノブイリ原発事故現場の立…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    『羅生門』『七人の侍』『用心棒』――黒澤明はどれだ…
  • 10
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 1
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 2
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 7
    【クイズ】アルコール依存症の人の割合が「最も高い…
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 9
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 10
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中