アン王女、ヘンリー王子の「顔を羽根でブロック」について沈黙を破る
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<甥ヘンリー王子への「懲罰」と言われた戴冠式での「羽根事件」について、エリザベス女王の娘アン王女は何を語ったのか?>
戴冠式での「ゴールド・スティック・イン・ウェイティング(The Gold Stick in Waiting)」という大役で、君主となった兄チャールズ3世が乗る馬車をバッキンガム宮殿まで、軍服姿で仕えた姿が話題となったアン王女。
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その歴史的な戴冠式で大きな羽根付きの帽子で甥ヘンリー王子の顔を遮った映像が世界中に流れたことについて、エリザベス女王の娘アン王女が初めて沈黙を破った。
ウェストミンスター寺院で行われた戴冠式では王族席の2列目にアン王女は夫ティモシー・ローレンス卿の隣に着席したが、その直後の3列目にヘンリー王子が座っていた。
スコットランドのシッスル騎士団のローブを着用したアン王女は、大きな赤い羽根が施されたバイコーンハット(二角帽子)を着用。
この羽根が戴冠式の間、ずっとヘンリー王子の視界を遮っていたことで、Netflixのドキュメンタリー「ハリー&メーガン」や回顧録『スペア』でイギリス王室とチャールズ国王を批判した王子への罰であり、故意に仕組まれたものであるとSNSや一部のメディアで報じられていた。
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18日に刊行されたロバート・ハードマンによる新刊『国王の作り方:チャールズ 3世と現代君主制(The Making of a King: King Charles III and the Modern Monarchy)』で、この件について初めてアン王女本人の言葉を引用しながら語られている。
「『私の帽子はそのままでもいいのですか? というのも、かなり大きな帽子ですから』と言いました。そして、答えは『はい』でした。そういったことだったのです。私の選択ではありませんでした」
実際、戴冠式が行われたウェストミンスター寺院でアン王女はヘンリー王子と談笑する姿がキャッチされるなど、叔母と甥の関係は良好とみられる。また、エリザベス女王逝去時にバルモラル城に駆け付けた際のアン王女とのやりとりが、2023年1月に刊行されたヘンリー王子の回顧録『スペア』でも言及されている。
「私はロビーに急いで入りました。アンおばさんがそこで私を迎えてくれたのです。私は彼女に抱きつきました。彼女は私を上の階に案内し、祖母の寝室に連れて行ってくれたのです」
アン王女はヘンリー王子の著書については、イギリス王室の公式見解同様にコメントしていない。しかし、今回、チャールズ国王即位の年に焦点を当てたハードマンの新刊は、女王逝去時点でのチャールズ国王と2人の息子に関する洞察が含まれているなど、その関係性を物語る貴重な資料となっている。